ANAのマイルでニューヨーク旅行計画

クレジットカードやポイントサイトで貯めたポイントはANAマイルに交換、長距離の国際線ファーストクラスやビジネスクラスで使う方針でやっています。初ビジネスクラスは2002年ロサンゼルス行き。ポイントサイトの活用は2016年春からで、まだまだ初心者です。いろいろ教えてください。

ニューヨークJFK空港の入国審査でAutomated Passport Control (APC)を使いました。審査の結果は?

十何回目かわからない米国渡航ですが、実は日本で家族の介護問題も抱えており、かなり久しぶりのアメリカ上陸となりました。
ニューヨークのJFK空港ですが、機械による自動審査が導入されており、調べてみたら2年ほど前からのようです。

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INDEX

初心者も久しぶりの人も確認・飛行機を降りてから空港での手続きの主な流れ

旅慣れている人は飛ばしてくださいね。
アメリカに飛行機が着陸してからの主な流れを、旅行にあまり慣れていない人のために書いておきます。
ANAの場合が前提ですが、HPにもざっくり書いてあります。
www.ana.co.jp

1.降機

到着はターミナル7・ゲート6になります。
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飛行機を降りたら、まず入国審査場に向かいます。ここは狭い通路で1本道、迷子になることはありません。
JFKの場合はファーストクラスの人には地上職員のエスコートサービスが付くので、先陣を切って歩くのはファーストクラスの乗客です。
私たちはビジネスクラスの前方席(ファーストの後ろ)だったので、ファーストクラスの乗客(4人くらい)の後ろについていきました。
今回はエスコートサービスとは名ばかりで、乗客が先頭を切って歩き、後ろから2名の職員がおしゃべりしながら付いていく、といった感じでした。

2.入国審査

歩いていく流れの先にイミグレーション(入国審査)があります。
Residents(居住者:アメリカ市民、グリーンカード保持者)とNonResidents(非居住者:日本人を含む外国人)の2つに分かれていますが、職員が振り分けてくれたので表示があったかどうかよく確認しませんでした(;'∀')
早く出られるな、と思ったら、先に到着した別の飛行機の乗客の審査がまだ列をなしており、到着の遅延もあって、何時になるんだろう?という感じ。
用意するものはパスポートと出入国カードおよび税関申告書ですが、出入国カードはESTA取得者は免除になっているので、パスポートに税関申告書を挟んで手渡すことになります。税関申告書は1家族に1枚でOK
この後、後述しますが、一部の対象者はAutomated Passport Control (APC)の端末が使えます。
APCがクリアできたら、税関申告書は不要なのですが、NGが出たら普通の審査の列になるので、書いて持っておいたほうが良いかと思われます。

3.バゲージクレーム

イミグレーションを通過したらターンテーブルのあるエリアに出るので、自分の乗ってきた便名の書いてあるターンテーブルをじっと観察しておき、そこで出てくる荷物をピックアップします。
職員が数人立っているので、特に男性職員のそばで女性の乗客が重たそうにしていると手伝ってくれたりします。
近くにカートがあるので、たくさん荷物がある人はそれを持ってきて荷物を載せます。
JFKは昔から有料で、現在は6ドル。(来るたびに値上がり)
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クレジットカードも使えます。
アメックスもOKです。
支払いを先に済ませると、繋がれているカートがガチャっと外れて取り出せるようになります。
手前のハンドルバーをぐっと押すと動きます。

4.税関

荷物を受け取ったらもう一度税関申告書とパスポートを用意します。
この後の出口は一つで、CUSTOMSと書いてあり、迷うことはないと思います。(荷物を受け取った順番になるから特に列にもなりません。)
To Declare(申告するものがある又はよくわからない)とNon Declare(持ち物は無税の範囲で、申告するものがない)二つのラインがあります。もし全てのチェックマークがノーだったらNon Declareへ。ほとんどの人がこっちです。時々抜き打ちで持ち物チェックされる場合がありますが、堂々としていれば大丈夫。滞在先のホテル名などを書く欄があるので、あらかじめ準備しておいたほうがベターです。
この後、到着ロビーに出ることができます。
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Automated Passport Control (APC)とは??

利用条件

私も今回初めて知ったのですが、アメリカ入国時、主要な空港では入国審査エリアに機械(英語名:Automated Passport Control, 略APCキオスク)が設置されていて、入国審査と税関手続きの電子化が進んでいるようです。

www.cbp.gov

ただし、APCキオスクの利用条件がいくつかあります。
以下のどれかに当てはまる人です。
ESTAを持っていて、2008年以降に米国に入国したことがある
●米国国籍
●米国永住権保持者
●カナダ国籍

なので、次の人は利用できません。
●ESTAで初めて入国する(2回目以上でも、2008年以前ではダメ)
●2008年以降にESTAで入国歴があっても、パスポートを最近更新した
●ビザを持っている
●その他、国境取締局の係員に有人窓口の利用を指示された

APCキオスクの使い方

最初の画面で日本語が選択できます。これは嬉しい!
その後の手順は以下の通り。わからなければ職員が教えてくれます。(英語ですが)
1.パスポートをスキャン。
2.指紋をスキャン(右手、親指以外の4本だけでOK)
3.顔写真撮影。ここは慎重に位置を調整。ハッキリ映らないとNGになります。
4.税関申告手続きをします。質問がいろいろありますがすべていいえ(左の欄)を選べばOK。
 (何か申告するものがあればちゃんと正直に申告します)
5.レシートが下から印刷されて出てくるので、受け取ります。
6.簡素な入国審査ゲート(人が立ってるだけ)がありますのでそちらに並びます。
  その前に審査官が一人機械とゲートを仕切るように立っており、OKだったら、荷物受け取りに向かって一番左の列へ。
  キオスクの審査がNGの場合はレシートに✖を付けられていつもの有人ブースへならばされます。
7.自分の番が来たら、5で受け取ったレシート、パスポート等を審査官に提示します。
  今回聞かれたのは何日滞在するか、それだけでした。うわぁ、ほんとに画期的!

※このレシートは最後の税関でも出すので捨てないで!

APCを使っても普通の列に並ばされるケース

私は今回ANA便で待ち時間ゼロ(つまりAPCキオスクが何台かあるのが全部がら空きだった)で端末を使い、スイスイ審査を通って、荷物受け取り側に出られましたが、夫がひっかかってしまい、有人ブースへ行けと言われたそうです。
夫の端末操作も並んで一緒にやったので、大丈夫かと思って後ろを見なかったら、いつまでたっても出てこないのでビックリでした。
APCのほうのゲートで待っていたけど、並んでいる人はいないし、どこか別室に連れていかれたのかと。

ウロウロしてゲート近くで待っていたら、米国人の女性審査官に「ちょっと来て」と手まねきして呼ばれ、なんか怪しまれたのかと思ったら、
「How many days to stayって日本語で言ってくれ」とちょうど英語で苦労されている日本人男性の方との通訳に使われました(;'∀')
「何日滞在するかって言われてますよ」って言ったら、今度はその方の日本語を訳せとな・・オイオイです。
その時に、私の夫が有人ブースに並んでいるのが見えたので、その女性審査官に、
「あの人私の夫なんですけど、なんであっちなんですか?」
と聞いてみたら、「こっちはダメだったの、✖だったのよ」と何の説明にもなってなかったのですが、とりあえず、別室送りじゃないことはわかりました。

私の英語もいい加減なので、これ以上込み入った通訳を要求されたらヤバイと思い、とりあえずそこを離れて荷物を受け取ることにしました。

夫もAPC利用条件はクリアしているので、おそらくですが、無作為の有人ブースへの抽出か、顔写真を撮影するときに全体が映らなかったのかもしれません。
写真撮影の時、立ち位置に注意して画面をちゃんと見ながら撮影ボタンを押す必要があります。

この有人ブースの列の長さは以前と同じで、指紋は両手10本すべて(だったとのこと)、顔写真も何度も取り直し、質問も多めで、結局私はスーツケースをふたつ、カートに乗せてビジの人がほとんど出ていくのを横目にじーっと待ってました。
カートを取りに来た人が、
「これって有料なんですか?」と聞いてきました。
(有料で6ドルだというと、その方は去っていきました)
私ってよほど暇そうか、いま暇だから誰でもお助けしますよ、的なウエルカムオーラが出てたんでしょうね・・。

この後、ようやく夫と会えて、無事に到着ロビーに出たのが30分後だったと思います。
しかし実はそのあと、1時間半も空港に缶詰でした。
そのお話は帰国後決着がついてからいずれ記事にしようかと思います・・・・。

以前よりニューヨークでたくさんの日本人を見かけるようになりました。
最初に来た2008年は、個人旅行の方でさえ、ほとんど遭遇することがなかったのですが、今回はなんとツアーの方々もおられました。
ツアーで旅行なんて我が家は長いことしたことないのですが、フルサービスの旅行でも、入国審査だけは一人で受けなければならない関門です。
多少なりと、皆様のお役に立てば幸いです。