お正月、田舎に引きこもり、どこにも出かけなかったのですが、昔からファンの画家さんが来場している個展があったので、片道120キロぐらいの距離だし、昨日車で日帰りして見に行きました。
馴染みの画商さんの顔色がおかしいので何かあったのか訪ねると、人気作家のF氏が今朝亡くなられたとの事。
我が家もF氏の作品は沢山購入しているので、もう新作が買えなくなると思うと寂しいです。
同時に、所蔵品の値動きが没後作家となるとどうなるのか?大変気掛かりです。
まだどこにもニュースになっていないし、思わずヤフオクでめぼしい作品がないか検索しました(笑)
目的の画家さんも人気作家さんなので、ファンの方が他にもひっきりなしでした。
購入目的というより、お正月の挨拶でお土産持参で訪ねた個展でしたが、やはり値段が付いている個展は、美術館で絵を観るのとは見る目が違います。
日本はもとより、世界の有名美術館は旅行で必ず行きますが、所有するという目的で見ると、大きさ、色、光の加減、何より絵のエネルギーが家や人にどんな影響を与えるかを真剣に考えますので、気持ちの入りようが全く違ってきます。
今回の画家さんは柔らかな作風で、子供部屋や病院なんかに飾られる事が多いようで、我が家には優しすぎ、たくさんは買ってないのですが、画商さんに、
「隠してるもの、なんかないですか?」
と聞くと、
年末描き上げて届いたばっかりのがあると、出してきた絵から珍しく物凄いエネルギーが。
12号と、うちにはちょっと高価なサイズでしたが、この絵なら小さいのを描いてもらったとしてもダメだろうと即決。
常連さんしか見せない作品ですが、他に誰か来たら間違いなく売れちゃう絵でした。
作家さんにもちゃんと裏書してもらいました。
12号ってちょっと大きいのですが、なんとか車に入りました。
夏の絵だからいまは物置へ。
半年後、部屋が明るく変化するはず、楽しみです。
そして旅行で美術館に行くのも一層楽しみになってきました!