ANAのマイルでニューヨーク旅行計画

クレジットカードやポイントサイトで貯めたポイントはANAマイルに交換、長距離の国際線ファーストクラスやビジネスクラスで使う方針でやっています。初ビジネスクラスは2002年ロサンゼルス行き。ポイントサイトの活用は2016年春からで、まだまだ初心者です。いろいろ教えてください。

ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK) の入国審査・APCは使用不可、さらに税関で取り調べ

昨年、自分は15分、夫がAPCでNGを食らって並ばされたものの30分程度で抜けられたニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港。(以下JFK)
今年も同じ便だし、ニューヨークは何度も来てるし、楽勝!と思っていましたが、とんでもない行列が待っていました。

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ANAの地上エスコートサービスは現在、プライオリティの事前申し込みのみ、ファーストクラス客へのサービスは無し

夫婦で分かれて別の便でニューヨークへ向かったのが2013年ですが、この時、夫が成田夕方発の便でした。
この時も到着時の入国審査は物凄い列だったそうです。
そのとき夫はビジネスクラスの最前列で、2名程度のファーストクラスの人が地上職員の誘導でどんどん列をすっ飛ばして優先レーンへ進むのにもう1組のビジネスクラスのご夫婦と一緒についてき、ものの10分で入国審査を抜けたそうです。

私は当時、帰国後に調べたのですが、たしかにそのとき地上エスコートサービスがあると記載がありました。

しかし今回、ファーストクラスで渡航するにあたり、成田空港、Zのお部屋(ファーストクラス・ダイヤモンド会員専用のチェックインカウンター)で確認してもらったのですが、地上でエスコートがあるのは助けが必要な方、小さいお子様や障害のある方などで事前に申し込みがあった場合のみ、とのこと。
まれに会社の社長さんとかで、申し込みもある、とのことでした。

ファーストなら絶対今年も一抜けだ!と思っていただけに飛ぶ前から残念。

もともと到着機が多い時間帯だったNH10便

私は夕方便で行ったのが昨年が初めてで、それまではだいたい朝の便でした。
(今はないですが、羽田便ができるまでは成田に朝・夕の2便がありました)
朝は結構すいており、10年くらい前に初めてニューヨークに来た時だけ、スーツケースの検査で捕まり、他の方より+30分かかった程度です。

長蛇すぎるNON・USの列

今回は私がファースト・夫がビジネスだったのですが、夫の降りるタイミングに合わせてあとから降機したのでファーストクラスの方々(おそらく満席で私をのぞき7名)の降機が終わってから最後でした。基本はどこのドアが開いてもファーストクラスの搭乗客が先に降ります。ビジネスクラスの降機はその後になります。
今回開いたのはビジネスクラスの前のエリアの後ろのドアでした。
なので、前のほうから移動に手間取り、同じ便の搭乗客の中では10番目くらいだったかと思います。

そして今回、到着ゲートはいつもの5ゲートではなく9ゲートでした。

JFK・ターミナル7のマップとANA機の使用ゲート5
www.ana.co.jp

なぜ?
しかも隣のゲートに大きなブリティッシュエアウェイズの機材が・・。
やな予感。
そして廊下を曲がり、視界が開けて入国審査のエリアに到着です。
が!

物凄い列が!!
1000人はいる!
広島のズムスタ開門待ちの列の長さに匹敵!

そして無情にも、最後尾は5ゲート側。長い列を横目にひたすら列の後ろをたどります。
いつもの5ゲートなら降りてすぐ最後尾が見えたはず。
結局入国審査の入り口を過ぎて、廊下を2回曲がったところが最後尾でした。
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9ゲートは真反対ですからね・・。
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出典:
https://www.ifly.com/john-f-kennedy-international-airport/JFK-Terminal-7

アメリカ人だけの優遇策??

その中で、職員の方が「USパスポートを持っている方~」と声をかけていきます。
アメリカのパスポートを所持されてる方は列から抜けて優先して前のほうへ・・。

全然見えませんでしたがたぶんその中で列がさらにわかれ、登録している方はグローバルエントリー(GE)でキオスク端末で、登録していない方もUSシチズンのみの有人ブースへ行けるようにしてるんですね。

グローバルエントリープログラム(Global Entry Program)とは?
www.cbp.gov

グローバルエントリーは簡単にいうと、事前登録で列に並ばなくても入国審査が優先されるよ~ってシステムです。
料金は結構高くてたしか100ドルくらいだったかと思いますが、米国籍以外でも英国などの国籍でも対象です。
日本は残念ながら対象国ではなく、永住権を持っていない人はすべて対象外となり、登録・使用できません。

あの便利だったAPCは?

並んでいる間の列があまりに長いので、審査場近くの廊下のトイレあと5mというところで、列を離れてトイレに行き、スッキリして出たところに夫がちょうど入り口付近に並んでいるところで合流しました。
こういうとき二人ならいいですね。
でも切羽詰まったら知らない人にもたぶん頼んじゃいますけどね。

ようやく審査場がみえたところで愕然です。

USの方はほぼ入国され、US・citizenの列はゼロ、誰もいません。
そしてAPCキオスク端末は誰にも使われないままロープがされています。
私たち(ほぼ日本人)は全員有人ブースへ誘導されました。

日本人は2回目以降のESTA入国なら入国審査が簡素化されるAPC(自動パスポートコントロール)が使えます。

昨年使ったときの記事がこちら
www.lucamileagelife.net

APCキオスクとは
www.cbp.gov

今回は誰一人使わせてもらえません。並んでいる旅慣れた人はみんなブーブー文句をいっていました。

女性の職員が列をこっち、あっちへ行けとさばいていましたが、私の前はようやくあと2人!
と思っていたら、なんとガラスの部屋から審査官がどっかいってしまい無人に。
最前列の方は列を離れ、お友達らしい方のいる別の列へ。
私も慌てて隣の列の後ろに並び変え、夫はそのまま無人のブースに残ってもらいました。
早く呼ばれたほうに行こうという作戦です。

そしたらいなくなったところの右側にもう一つ、人はいるけどクローズしていたブースの方がフォローなのか奥からおいでと言ってくださったようで、ようやくその次に呼ばれました。
夫婦なので一緒に受けます。
今回は顔写真だけで指紋はパスでした。
さあ10本指の指紋だ!と思って指を構えてガラス面に半分かけて待ってたら、さっさと行けと言われました。
きかれたのは観光かビジネスか、何日いるか、くらいです。

荷物のピックアップ

ターンテーブルは到着時点から何度も何度もアナウンスされ、
「お荷物の破損を防ぐため、一部の荷物はおろします」と言われていました。
しかしANA便の日本人は誰一人ピックアップできなかった状態がおそらく1時間はかかっていたかと思います。

私たちの荷物もとっくにおろされていて、プライオリティのタグも何も関係ありません(笑)
急いでカートに載せて次は税関です。

急いでいるからカートは不要かなと思ったけど、スーツケース2個とは別に機内用のキャリーもあり、駐車場への移動はカートがないとちょっと不便なので、面倒でもクレジットカードで支払ってカートを抜きます。

現在のJFK国際空港のカート代金
6USD+ニューヨークの税金8.875%=6.53USD(現在のレートで753円)

高い~。しかしたくさんの荷物をまとめて乗せたカートは駐車場まで使います。
後で運転手さんが車に乗るまで押してくれます。

JFKの駐車場・7ターミナルは外に出て横断歩道を2回渡ったところにあります。
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荷物を積んで小走りに税関へ、この急いでいたのがまずかったです。

所持金書き忘れでとっつかまりました

機内で半分寝ながら書いた税関申告書類ですが、全部いいえでオッケーよね。と思いつつ、所持金を書くのをすっかり失念していました。

いつもたいして見もしない税関の担当が、私の書いた申告書類を見て、いったんは通してくれたのですが、その後、夫がパスポートをみせ、「ファミリーだから」と通ろうとすると、引き留められています。
(家族は1枚でOK)
私が近くに戻ると、USドルいくら持っている?と聞かれ、血の気がひくのがわかりました・・。

「書き忘れた・・・」

持っていたのは家にあった400ドルと少し、それではちょっとこころもとないかも、と思って成田で両替した3万円、260程度です。
しかし頭が真っ白になってとっさにそれが思い出せず、「し、、しっくすハンドレッド・・」
違うけどそう違ってなかったのが自分でも凄い(適当)

その後、銃を携帯している別の税関職員にひき渡され、別室まではいきませんでしたが、空いているテーブル上で、手荷物検査をされました。

実際に両替したばかりの封筒を見せ、中身はかなりの枚数を1ドル札に変えていたので、これを数えられたらとんでもない時間がかかる、と思い、明細書のドル記入欄に「ほらこれです」「ここにUSドルの金額が書いてあります」と見せました。

もうひとつの封筒には、去年余ったドル札を券種別に整理した明細を表に書いていて、マスキングテープで封をしていたのですが、それも言葉で説明したら開けられず。
そこからはスーツケース以外のすべてのカバン、手帳のページも全部めくって本もパラパラして、中にお金が隠されていないか、めちゃくちゃしつこく丁寧に調べられました。
化粧ポーチ、薬品のポーチなど、本当に見ていないところはないくらいです。

夫がおやつに入れていたお菓子が入っていたので「うわ、食べ物もっていないって書いたのに」と思ったけれど、これはおとがめなし。
生ものや肉じゃないからいいのかな。

その後、ようやく無罪放免です。
スーツケースは開けられず、スキャンもされず、本当に安どしました。
この後書きますが、ここでスーツケースまで調査されたら時間的には一巻の終わりかも?でした。

送迎を事前に頼む方は待ち合わせの時間に要注意

私がものすごく焦って税関を出ようとした理由は、依頼していた専用車のドライバーさんとの待ち合わせリミットがあったからです。
(実際はリミットを過ぎても延長料金を払えばよいのですが、来ないといって帰ってしまっても不思議はない国、それがアメリカ)
昨年、空港でドライバーさんとミートするはずが来てなくて、ドライバーさんやハイヤー会社の人との電話の英語のやりとりにめちゃくちゃ苦労したので、今年は日本人のドライバーさんを指名していました。

昨年の専用車手配の顛末はこちら
www.lucamileagelife.net

手配したのはダイナースコンシェルジュデスクですが、昨年の失態があるせいか慎重に選んでくれて事前に候補をもらったのは次の二つ
・英語のドライバー・料金に含まれる保証は45分 151ドル
・日本人のドライバー・料金に含まれる保証は90分 179ドル

正直、送ってもらうだけだし、リミットにはあまりこだわっておらず、いつものように出ればファーストやビジだしすぐ出られるだろう、くらいに甘くみていました。
それなら安いほうがいいかなと思ったのですが、やはり去年痛い目にあっているので、いざというとき細かい説明も直接できる日本人のドライバーさんにしようと思って高いほうを予約。

結果、正解でした!

入国審査エリアでは電話は使えませんし、税関で、拳銃を携帯した警察官の取り調べ中には、そこで電話なんか異国の言葉でやったら怪しさMaxです!
それこそ別室送り。祈るような気持ちで時計を見ていましたが、微妙に90分を過ぎてもさすが日本人、待っててくださいました。

あとで聞くと、あまりに遅いから途中で「乗ってないんじゃないの?」と電話したそうで、「乗ってるはずだ」と言われて待ってくれてたそうです。
夫がミート後にトイレに行く、と言ったら、「お荷物見ててください」と言って、ドライバーさんも足早にトイレへ・・(笑)
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これ、たとえ英語のドライバーさんだったらもし90分だったとしても絶対超えた時点で帰ってたな・・。

しかし、私の勘違いですが、この90分保証というのは到着からホテル着までの料金だったのです。
私は待ち合わせのリミット料金だと思ってました。延長になってしまいました。

なので保証時間いっぱいを待ち合わせに使ったため、移動の料金が1時間近くかかり、延長料金15分当たり16ドルでしたので、64ドルの追加。
かなり痛いです・・。
今後も頼むとしたら、もっと時間に余裕をもって頼まなきゃ、とも思いますが、入国審査は15分程度で抜けられることもあり、待ち合わせ時間の設定は難しいところです。長いフライトのあと、空港で待つのも疲れますし・・。

いろいろあるね!入国審査。これもトランプ政策でしょうか?