ANAのマイルでニューヨーク旅行計画

クレジットカードやポイントサイトで貯めたポイントはANAマイルに交換、長距離の国際線ファーストクラスやビジネスクラスで使う方針でやっています。初ビジネスクラスは2002年ロサンゼルス行き。ポイントサイトの活用は2016年春からで、まだまだ初心者です。いろいろ教えてください。

海外口座の免税書類・W-8BENフォームをEMSで送付

我が家がアメリカで所有しているユニオン・バンクという日系の銀行口座があるのですが、そこから郵送で先月フォームが送られてきました。
以前はユニオン・バンクのステートメントは結構な頻度で自宅に郵送されてきていましたが、紙もたまるしもったいないのでWEBで確認することに変更し、普段は郵便物は来ません。
開封してみるとこれは3年に1回の提出書類「W-8BEN」でした。

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INDEX

ユニオン・バンクは日本で開設できる数少ない米国口座

日本の金融庁の締め付けは年々厳しく、日本の居住者が海外銀行口座をつくるのは昔に比べてかなり難しくなっています。
昔は海外口座開設ツアーとかあったんですけどね。
そんななか、ユニオン・バンク・カリフォルニア・アカウントは親会社が三菱UFJで100%出資の日系ではあるものの、預金の保証は日本の金融庁ではなく、米連邦準備制度理事会(FRB)になります。
アメリカ人が使っている銀行ほど利子がよくなく、最低預金金額を下回ると口座管理料をとられたり、送金に費用がかかったり、こういう税制面の手続が面倒だったりと良いことはあまりありません。

にもかかわらず保有している理由は、
・日本国内で持っている資産がBANしたとき(国庫破綻など)、国家による口座凍結などの手が及ばない口座であること(リスク分散)
・両替が送金時の一度だけで、使うときはドルのまま使えること(為替手数料のコスト減)
・災害などで日本を脱出しなければならない事態になったとき、海外でおろせる口座であること
私は元来、慎重でもなければ悲観的な人間でもないのですが、金融に関わる友人や親戚が「念の為」と海外口座を次々に開設する姿を見て、私もひとつくらいはもっておこうか、と2012年に作りました。(1ドル80円しなかったくらいの頃です)
最初は海外支店の口座開設をサポートしてくれるプレミアサービスというものを展開していたHSBCの口座開設を目指していましたが、申込書類を発送するまさにその日、突然の日本居住者の新規開設停止となったので、しかたなくUFJ経由でユニオン・バンクに。
口座開設の書類の手続きをサポートしてくれていた東京のHSBC支店の担当者も「私たちも今晩8時にこのことを知らされたのです」というからこれはこの先、チャンスを逃すともう円建て以外の口座は作れないかもしれない、と軽い恐怖を覚えたのを記憶しております。
ユニオン・バンクは今年で保有6年めで、今回の更新が2回めになります。

Form W-8BEN とは

Form W-8BEN(Certificate of Foreign Status of Beneficial Owner for United States Tax Withholding)は、米国内国歳入庁(IRS)のフォームの1つです。
IRSは日本でいう国税庁のようなもの?
アメリカでも日本と同じように銀行口座の利子には連保税が源泉徴収という形で課税されます。
しかしこのW-8BNEフォームで外国籍であることを証明すれば、税の免除や低減を受けることができます。
(もちろん、アメリカで免除されても日本では受益分は全世界課税なので申告しなければなりません。)
逆に出さないとどうなるか?ですが、利子に税金が課されて源泉徴収するとともに、確定申告用のフォーム1099INTが送られてくるのではないかと思います。未提出にしたことがないので確信はないのですが、アメリカは日本のように勝手に徴収されて終わり、とか、会社で全部年末調整で所得税の計算をやってくれる制度はなく、個人が皆、確定申告しなければならないはずなので、居住者とおなじ扱いになるはずです。
今度は確定申告の書類をださなければ督促状が届くはずです。

Form W-8BENをいつ出すか?

W-8BENはアメリカの銀行口座を開設するときと、3年に1回出す必要があります。
更新年の10月後半~11月頃に徴収の代理権のある銀行などから送られてきます。
私がホールドしているユニオン・バンクではリミットを11月エンドと設定しているようで、出さずに忘れていたら、最後通告だと11月20日頃に再度郵送されてきました。

Form W-8BEN作成と提出方法

IRSのサイトからダウンロードしてパソコンで必要事項を入力することもできますが、サイン欄は直筆です。
更新時は予め名前や口座番号などが記載されている書類が届くことが多いようです。
IRSからダウンロードしたものも、途中まで入力したら印刷して最下部にサインと日付を入れます。
このサインが口座開設のときのサインと同じでなければならないので、漢字で書いたか、英語で書いたか迷うことがあります。
ユニオン・バンクは電話で問い合わせたら教えてくれます。
このサイン問題は忘れやすいので前回はスキャンして保存しておきました(笑)

メール添付などで送ることができれば即日済みますが、サインしたものを出すので必ず郵送となります。
返信用封筒は送り先が予め書かれたものが同封されていました。
切手は自分で貼ります。

届いてすぐ出すなら郵送でも十分間に合うと思いますが、私は24日の夜になってようやく出したので、EMSを使いました。
普通郵便だと、西海岸まで約6日と書かれていますが、前回送付先がロサンゼルス郊外だったのに、今年は東海岸のニュージャージーでした。
そうなると短く見積もっても+1日、もしくは2日、絶対間に合わないので、追跡もできるEMS(国際スピード郵便)で。

しかし厳密に言えば、11/30絶対ではなく、おそらく年内処理なら大丈夫かなと思うので、12月初旬着でも良かったのかなと思っています。
なお、EMSは2000円かかるので、夫婦のアカウント分、同封しました。
(前回もいっしょにおくりました)

ユニオン・バンクから送られてくる紙は厚いので、自宅にあるA4用紙に印刷したほうが郵送費は安くなるかもしれません。

EMSとは

国際スピード郵便です。お仕事などで普段利用しておられる方も多いかと思います。
www.post.japanpost.jp
個人で利用するのは初めてだったのですが、最近は用紙にかかなくても事前に宛先などを登録すれば、ゆうプリタッチで印刷したラベルを貼って出せることを知りました。

国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチの詳細
国際郵便マイページサービスのご利用方法 国際郵便マイページサービス for ゆうプリタッチ - 日本郵便

これは2018年9月1日から始まったサービスで、
・依頼主・届け先・内容品をパソコンで登録
・発送予定日・総重量・損害要償額をパソコンで登録
・二次元バーコードをメールで送る
・送り状をゆうプリタッチで印刷
簡単に書けばこのような手順です。

地方では認知度低し?広島市最大の郵便局でそんなサービスやってないと言われる

ちょうど忙しい時期で移動中のわずかな時間で発送しなければならなかったため、自宅ですべてパソコンで処理し、二次元バーコードを用意して、広島市で唯一24時間営業の広島中央郵便局に夜9時前に出向きました。

しかし、ゆうプリタッチがどうしても反応しません。
しかたなく窓口に並び、バーコードが読み取れない旨を伝えると、

「EMSはこの用紙に書いてもらわないと・・」と手書きの紙を渡され、

「ゆうびんのホームページで見たサービスです。確認してください。」と画面を見せると、

「うちではやってないよね?」とお隣のひととうなずきあい、
「ゆうプリタッチはメルカリ専用ですよ。」と言われる始末。

しかたないので、手書き用紙にチマチマと英語の住所を書きこんでいると、局員さんが、
「ちょっとだけスマホ借りていいですか?やってみます」と言われて、ゆうプリタッチに走って行かれました。

その後、
「できました!」と印刷したラベルを持参して走って戻ってこられました。
その時点で手書き用紙もほぼ書いてたのですが(;'∀')

じゃあこれで発送!というところで、

「9時過ぎたので夜間窓口で出してください」

過ぎたの、誰のせいやねん、と内心思いつつ、夜間窓口へ・・
広島中央の夜間窓口はいつもありえないほど並んでいるのですがこの日はラッキーにも1名くらい待ちでした。

ラベルを出すと、「わ、これ初めてです」あなたもですか・・
「みたことないです」
「じゃ、ちょうど練習になっていいですね。」と私。

たしか夜9時までなら当日夜間の発送に間に合ったはずですが、結局翌日発送になりました。

発送から到着までの実日数

結論からいうと、窓口で発送した翌日から数えて4日目で到着しました。
ただ、これは発送が夜間窓口で夜9時だったので、もしかしたら昼間のうちの発送なら3日で到着するかもしれません。
ゆうびんホームページにはEMSの所要日数は3日と記載されています。
私が出したのは広島で一番大きい郵便局「広島中央郵便局」で、これが別の局からだと中央までの移送があるかもしれないのでまた違うかもしれません。

追跡状況をみると

11/24 21:05 引受(広島中央郵便局)
↓(翌々日着になっているので夜の発送には間に合わず、翌日夜便で発送されたもよう)
11/26 04:59 国際交換局に到着(大阪国際郵便局)
↓(所要10分なので到着と発送の処理がほぼ同時?)
11/26 05:00 国際交換局から発送(大阪国際郵便局)

11/27 00:30 アメリカの国際交換局(ニューヨーク)に到着
11/28 11:48 ニュージャージーの集配局に到着(マンハッタン対岸のジャージーシティ)
11/28 14:35 ユニオン・バンクの租税課に到着(ニュージャージー)

でした。

なお、EMSの追跡は日本郵便のHPでは以下のページからになります。
www.post.japanpost.jp

アメリカのほうでも追跡でき、こちらのほうが詳しい履歴が出ます。
ems.expresstracking.org

W-8BENフォームをまだ出していない方へ

お金はかかってしまいますが、今月中旬までならもしかしたら税務処理に間に合う可能性はあると思います。
EMSなら間に合うかも?しかし事前に電話で要問合せが前提ですが。