昨年秋のニューヨークからアムトラックの日帰り旅、今度こそ、ニューヨークを出発します。
実は下調べが不十分でちょっと苦労しました。
INDEX
- 出発点はペンステーション
- 待合室で時間まで待つ
- トラック表示を見守る
- チケットについて
- リージョナルの車両が進化していた!
- 車窓の移り変わり
- フィラデルフィアまでの所要時間
- フィラデルフィアのアムトラック駅
出発点はペンステーション
前回の記事はこちら。予約の方法を書きました。
www.lucamileagelife.net
アムトラックの出発は34丁目のペンステーション(ペンシルベニア駅)です。
実は地下鉄駅の34th駅はたくさんあるし、ペンステーションといってもどこから入っていいか、初めてだったら迷います。
地下は結構つながっているので自分の宿泊ホテル近くの地下鉄駅からアクセスするといいのですが、Amtrakの表示はあまりなく、段差もあるので、地上からアクセスするほうがわかりやすいです。
一番わかりやすいのが7thアベニューからアクセスする入り口で、アイスホッケーのあったマジソンスクエアガーデンの入り口のすぐ横で、ここからエスカレーターで降りていくと、広い駅構内に出ます。
駅はニュージャージートランジット(NJトランジット)と兼用なのでエスカレーターで降りたらまずニュージャージートランジットの表示がありますが
奥に進むとアムトラックの待合やホームが見えてきます。
待合室で時間まで待つ
ペン駅ではアムトラックのホーム(トラック)が何番から出発するかは10分前くらいまでわかりません。
(すべての駅がそうではなく、ワシントンなどはわりと早くから表示がでます)
早めに行ってもホームがわからないので、アムトラックの乗客専用の待合室で待ちます。入り口で切符や乗車用のQRコードを見せれば入室できます。
(写真は待合の中から入り口を写したもの)
トラック表示を見守る
待合の中でも電光掲示板はありますが、何しろアムトラックは自由席、なるべく早く並びたいので、15分くらい前にはホームの入り口付近に移動し、素早く動けるようにしたほうがいいと思います。
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7:42時点でトラック表示が出ているのは7:44発と7:49発だけ。
この表示だと、
7:42発が3番線
7:49発が10w線
という感じ。
平日の朝の時間帯などは通勤に使う人も多く、席は結構争奪戦です。
私が乗る列車は12番線発でした。
どこから湧いて出たのかというくらい、わっさ~っと人がいます。
チケットについて
列車でもメトロノースなどは車内検札で、乗り込む時は何もないのですが、アムトラックは乗車前に係員がチケットをチェックします。
紙を印刷したものでもいいし、駅の券売機で予約したチケットを出してもいいですが、最近はみんなモバイルチケットです。
検札は車内なので、乗車前にホームにおりるところでは目視程度。
私は今回、モバイルチケットを初めて使ってみました。
今までは乗車時うまく表示ができなかったら、、とか、ログインパスワードを忘れたら、、と心配でいつもプリントしていましたが、今回は紙に印刷したものを持参したうえでモバイルチケットに挑戦。
2名同時予約なので、名前は二つ書いてあります。
その後、自由席なので実際に乗り込んで座っていると、車掌が回ってきますのでそこでまたQRコードを見せます。
行先によって色が違うチェック済みのお札を車掌が荷物棚に挟んで回ります。
リージョナルの車両が進化していた!
私が初めてアムトラックを利用したのが2008年なのですが、当時、鈍行のリージョナルは車両が古くて汚く、それ以来、少々高くても早くて綺麗なアセラを予約していました。
今回は予算の関係で(予約が遅かった)とてもアセラに手が出ず、リージョナルにしてみましたが、めちゃくちゃ綺麗になっているので驚きました。
大きなシート!
アセラとの違いは荷物棚がオープンか、飛行機みたいに蓋があるかくらいですかね?
電源まで!
非常時のドアの開け方をチェック
車窓の移り変わり
アムトラックは駅も線路もマンハッタン内は地下なので、しばらくは真っ暗な中を進みます。
ここはメトロノース鉄道と同じですね。
メトロノース鉄道の乗車記はこちら↓
www.lucamileagelife.net
マンハッタンからお隣のニュージャージーのシコーカスあたりで地上に出ました。
いきなりのススキ野原(笑)
地図でいえばこのへん
ニュージャージーもマンハッタンが見えるようなエリアなら高級住宅地がありますが、このへんまで来るとド級の田舎ですね。
もう少しいけばニューアーク空港というエリアです。
フィラデルフィアまでの所要時間
ニューヨークを8:10に出発し、定刻でフィラデルフィアに9:44に到着。
所要1時間半ですね。
アセラはもうちょっと早いですが、ボストンやワシントンに比べたらフィラデルフィアは寝る暇もないくらい近いので、リージョナルで十分かなと思いました。ボストンやワシントンだと3時間くらいかかるので少しでも乗車時間が少ないアセラのほうが日帰り旅では時間が有効に使えます。
フィラデルフィアのアムトラック駅
フィラデルフィアは30thステーションというのがメインの発着駅になります。
駅舎はこのような形。(これは帰りのために外観を覚えておいたほうがベター)
アムトラックを降りてから地元のローカル鉄道はSeptaです。アムトラックのチケットを見せれば無料で次の駅まで乗車可能です。
ホームに上がるエスカレータのところに係員がたっています。
実は私たちは下調べがまったくなってなくて、とりあえず駅で聞けばいいだろ、とマイラーにはあるまじき行動に出ました。
(マイラーの人はだいたい事前準備が緻密ですよね。普段の私もそうです)
今回は旅行前の仕事があまりに山積みで、直前の準備が全然できず、フィラデルフィアもとりあえず往復のチケット手配と美術館のWEB予約だけ、という感じの準備になりました。
市内観光や移動手段もいろいろもったいないことになったので、やはり行き当たりばったり旅は無駄遣い、と実感した次第です。
駅にいた女性の職員さんがめちゃくちゃ親切で、
・SEPTAなら無料で乗れる
・1日パス(one day independence pass)は窓口で買える
・フィラデルフィア美術館に行くならこのホームからSeptaのWest Trenton行きが何分に来るので乗車し、次の駅(Suburban)で降りてそこから38番のバスに乗ってね
など調べながら教えてくれて、バスと鉄道の共通パスを買うのに窓口まで連れて行ってくれて窓口のおばちゃんにも説明してくれました。
大感謝です。
しかし日帰りでしかも美術館くらいしか行かない予定だったし、歩こうと思えば歩ける距離なので、パスを買うのはちょっと無駄だったかなと思いました。one day independence passは1枚13ドルでした。バスの料金は二人で1回が5ドルくらい。
結局2回しかバスに乗らなかったし、
フィラデルフィアの交通機関についてはまた次回!