ANAのマイルでニューヨーク旅行計画

クレジットカードやポイントサイトで貯めたポイントはANAマイルに交換、長距離の国際線ファーストクラスやビジネスクラスで使う方針でやっています。初ビジネスクラスは2002年ロサンゼルス行き。ポイントサイトの活用は2016年春からで、まだまだ初心者です。いろいろ教えてください。

BAのアカウントが強制退会&Avios没収後、無事に返してもらいました

British Airways(以下BA)の Executive Clubからメールがきました。
規約違反の疑いがあるから調査に入った、口座は凍結、という内容です。
最初はすぐにロック解除されるだろうと甘く考えてましたが、これが結構厄介な事態だったと後で気づきます(;'∀')
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INDEX

British Airwaysとは?

ブリティッシュ・エアウェイズ(英語: British Airways)(以下BA)は、イギリスの航空会社です。
日本航空(JAL)と同じワンワールドに加盟しており、BAのAvios=マイルを使えばJALの特典航空券を発券できます。
国際線も利用可能ですが、Aviosは比較的短い区間で使うとお得に発券できるので、主にJAL国内線の利用に使っています。
今年3月からはJALのマイレージ番号に変更すればJALアプリからモバイル搭乗券も利用でき、カウンターに寄ることなくそのまま搭乗できるようになってますます便利になりました。

さらにJALマイルとの違いで際立っているのが、「第三者の搭乗券も発券できる」という点です。
本家JALでは有償の搭乗券はだれのものもオンラインで手続き・発券できますが、特典を利用した無償の搭乗券は本人・家族に限定されてしまいます。
BAでは家族だけでなく、親戚・友人など、誰の搭乗券も予約できてしまいます。

最初に来た通達(1通目)

最初に「キミのアカウントロックしてやったぜ」、というメールが来たのは8/20。
しかしBAも東京に行く予定が全部つぶれて使うことがないので放置していて、このメールには全く気付きませんでした。
何しろ、広島からの直行便って、JALは羽田と札幌便しかありません。
普段の年ならなんやかんやと東京にでかけていましたがこのコロナ禍です。

BA関連では、8月中旬にイベリアからBAへイベリアのセールで買ったAviosを移し替えたばかり。
イベリア航空はなぜかアカウントが長期間ロックされていてパスワードの再設定ができず(こっちもかい)、スペインにまたPDFを送ったりして書面でロック解除を申請しなきゃと思っていたら、ある日、パスワードの再設定があっさりできてごく最近復活したばかり。

さて、BAからのメールの詳細です↓

期日:2020.08.20
送信元:British Airways
メールタイトル:お客様のExecutive Clubアカウントは一時的にご利用いただけません。
本文:
Dear ★★

ファイナンシャルアワードや奨励制度を運営する主要企業に則し、弊社ではプログラムのご利用条件の順守およびメンバーの保護を保証するためにExecutive Clubデータベース上の取引を絶えず審査しております。

本プロセスによりお客様のアカウントに何らかの異常があることが明らかになりましたので、お客様を保護するためにも調査を行う間アカウントをロックいたしました。

アカウントにログインしなくともフライトのご予約は可能です。また、すでにご予約いただいたフライトにつきましては、マネージ・マイ・ブッキングをご利用いただけます。

通常2週間程度でお客様に再度ご連絡差し上げます。ご理解いただき、誠にありがとうございます。

よろしくお願いします。

British Airways Executive Club

こんなかんじで来てました。日本語です。

2通目

次のメールはわずか1分後です。ここからは英語です。

期日:2020.08.20
送信元:British Airways Executive Club
メールタイトル:Your Response from BA Executive Club. Case Number: (数字)
本文:

Your case reference is: 数字/AA
Executive Club Number: 私のアカウント番号
Dear 名前
In line with all major companies which operate a financial rewards and incentives scheme, British Airways constantly reviews transactions on its Executive Club members' database. This is to ensure compliance with the Terms and Conditions of the programme and to protect our members from any activity, which could be considered unusual.
Our records indicate that tickets in the names of various third parties have been redeemed from your Executive Club account between 1 June 2019 and 28 November 2020. This pattern of activity is high when compared to the average redemption rates on Executive Club membership accounts.
I realise that there may be a reasonable explanation for this, but in case you are not aware, trading of Avios Points amounts to a contravention of Clause 19 of the Executive Club Terms and Conditions (Non Transferability Of Mileage), a copy of which can be found on the British Airways website: http://www.ba.com
In order to bring the review of your account to a swift conclusion, I would be grateful if you would provide confirmation that redemption bookings made on your account have been made in accordance with the Executive Club Terms and Conditions.
Please use the below link in order to respond regarding the redemption bookings or any further queries you may have.
In the meantime, until we can resolve this, I have regrettably had to suspend your account which means you will not be able to redeem your Avios on flights.
Thank you for your help and I look forward to hearing from you.
If you would like to contact me again about this case please click on this link:
http://www.ba.com/your case

これが停止の理由です。
Google先生のまるっと翻訳↓

ブリティッシュエアウェイズは、経済的な報酬とインセンティブスキームを運営するすべての主要企業と同様に、エグゼクティブクラブメンバーのデータベースで取引を常に確認しています。これは、プログラムの利用規約の遵守を確保し、異常と見なされる可能性があるアクティビティからメンバーを保護するためです。
弊社の記録によると、2019年6月1日から2020年11月28日の間に、さまざまな第三者の名前のチケットがエグゼクティブクラブアカウントから引き換えられています。このパターンは、エグゼクティブクラブメンバーシップアカウントの平均引き換え率と比較すると高いです。
これについては合理的な説明があると思いますが、ご存知ない場合は、Aviosポイントの取引はエグゼクティブクラブ契約条件の第19条(マイレージの非譲渡性)の違反に相当します。ブリティッシュ・エアウェイズのウェブサイトで見つける:http://www.ba.com
アカウントの審査を迅速に完了するために、アカウントで行われた特典交換の予約がエグゼクティブクラブの利用規約に従って行われたことを確認していただければ幸いです。
クーポン利用のご予約やその他のお問い合わせに関しては、以下のリンクをご利用ください。
それまでの間、これを解決できるまで、残念ながらアカウントを一時停止する必要がありました。つまり、フライトでAviosを引き換えることはできません。
ご協力ありがとうございます。ご連絡をお待ちしております。
このケースについて再度連絡を取りたい場合は、次のリンクをクリックしてください。

ここに言い訳投稿用のリンクが入ってました。

去年の6月1日から今年の11月28日(まだだけど)まで、第三者のチケットがアカウントからたくさん交換されて、平均的な償還率に比べると高い、ということでAIにひっかかったようです。

3通目

次のメールが9月に入ってから。17日経過後です。
このメールが来たとき、ようやく異変に気付きました。(遅いっ)
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ロック解除しました、とあります。あれ?ロックされてた?と・・
しかし同時刻の次のメールです。

4通目

3通目と同時に来たメール↓

期日:2020.09.07
送信元:British Airways Executive Club
メールタイトル:Your Response from BA Executive Club. Case Number: (数字)
本文:

Your case reference is: 数字/AA
Executive Club Number: 数字
Dear 名前
Following conversations with our Revenue Protection department, they have asked that I close your Executive Club account with immediate effect. This is due to brokerage activity, which contravenes the Terms and Conditions of your Executive Club membership.
If you would like to contact me again about this case please click on this link:
http://www.ba.com/your case

内容は、規約違反だから即時アカウント停止、という厳しいものでした。

BAコールセンターに電話

とりあえず、BAに電話です。9月8日の水曜日にかけました。
もしかしたらフィッシング詐欺かも?と思って、裏を取る目的でかけたのですが、コールセンターに電話してアカウントの状態を見てもらうと、やはりロックされていました。
しかし詳細な状況が自分たちにはわからない、年に1度、利用状況を見て、本国(英国)から調査を受けるアカウントがある、第三者の発券がいくつかあるようですが?との回答です。
たくさん自分以外の名義のチケットを発券しているとこのような状況になるとのこと。
その場合でも、メールの本文の中のリンクを開き、メッセージ欄に英語で、家族の分です、って簡単な英語でいいので書いて送信してみてください、と言われました。

BAの利用状況について

私のBAのアカウント利用の経緯は以下です。
・2016年12月 口座開設
・2017年2月 イベリア航空のAviosをはじめてスペインのグルーポンで購入
・2017年5月 BAをアクティブにするため、旧SPGからポイントをAviosに交換
・2017年5月 国内線初フライト
・2017年5月 イベリア開設90日経過を待って、グルーポンで買ったAviosをBAへ移行
以後は、スペイン版グルーポン、フランスのECサイトなどを使ったり、最近は通常のイベリアのセール等でAviosを購入してはBAにうつし、JAL国内線でおおいに利用していました。

もともとBAやUAは第三者のための発券を禁止してはいません。
私は4人きょうだいで配偶者も含めると家族が多く、兄弟や家族の帰省や、今年はオリンピックに家族全員で観戦予定だったため、家族分の手配も準備しており、親しくしている友人が年末帰省の時なども代わりにJAL手配をしたりなどの利用です。
決してネットで航空券を営利目的で販売したりしているわけではありません。

具体的に何人分のチケットを代理で発券したか?ですが、
そんなにたくさん発券したかな?と思って自分でつけているExcelの記録をみてみました。

人数: 自分を含めて8人
件数: 予約操作じたいは16件
キャンセル: 9件
バウチャーに交換:3件(うち1件は復帰後)
実際のフライト:私と夫で2レグずつ、ほかで3レグ

オリンピックの延期とコロナウィルスの影響、また家族のフライトもやっぱり何時がいい!などで、キャンセルがおおめで、実際飛んだのは私と夫が1往復、その他でたったの3回です。(一人1往復と、一人が1片道)

正直、たったこれだけの件数でひっかかるなんて、個人のAviosを没収して収益改善をはかっているのかと疑ってしまいます。

その後の対応

電話で言われたように、メールの中のリンクをクリックすると小さな窓が出てきました。
ケースナンバーはあらかじめ入っています。
窓内に英語で言い訳を書きました。
書いたのは、第三者の発券はほとんど家族分で、営利目的や販売目的の発券ではありません。という内容です。

しかし全く返信無し。

不安になって、もう一度リンクを開き、

「昨年から今まで発券したのは家族や友人のもので、営利目的ではありません。必要なら彼らの氏名などのリストと連絡先を提示します」
みたいな内容を書きました。その後は結構落ち込んで、Avios、13万弱、ほぼバイマイルだし結構な金額だなぁーとか、いやいやスペイン版グルーポンで買ってないのについたおまけが10万くらいあるから実際はそれほど損じゃない、と思ってみたり、高いけど良い勉強代だった、UAとか、ホテルのポイントとかもあまり貯めこまず今後はどんどん使っちゃおう、とポジティブ思考を無理やり叩き込んだり・・。

BAからの返信

待ちに待ったBAから9/14に返信が来ました。言い訳送信してから6日目です。

Thank for getting back in contact with me.
You can re-enrol by going online at ba.com. Once you have done this, you can contact us using the link below and we will reinstate the balance of Avios to your new account.
Thank you for your help and I look forward to hearing from you.
If you would like to contact me again about this case please click on this link:
http://www.ba.com/your case

内容ですが新しいアカウントを取得できる、ということ、そしてこのメールのリンクから連絡してくれたら、Aviosを戻します、ということでした。
やった~!

過去のライフタイムは全部消えちゃいましたが、どうせブルー会員だし、有償でBAに乗ったことなんかないし、まっさらなアカウントでいっか、と思いました。
過去の履歴はすべて記録をとっているので問題なし。

アカウント再取得

新しいアカウントを新規で登録し、すぐにリンクに返信しました。
メールアドレスは同じもので大丈夫でした。
内容ですが、
・新しいアカウントナンバーはこれです。
・弟のフライト分もまだホールドしてますがこれも確認ください。
というもの。

その後、BAからAvios戻しました、ということと、弟のフライト予約も再開しましたと返事がきました。
いやぁ、直近のフライト予約があっても容赦なくロックかける、恐ろしい会社デス。

弟の予約はその後、法事にも帰ってくるなと実家が無情な対応をとっており、(弟は東京在住)、すぐにまたバウチャーに。
そういえばロック以前にバウチャーにした自分の予約は大丈夫なんだろうか。これ書いてて不安になりました。

問題になった規約

メールの中では19条とありますが、内容からしたら、以下の部分かと思われます。

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しかし第三者への発券を禁止する事項は見受けられませんでした。むしろ15条あたりに、特典航空券の名義は自由にかける、との記載はありました。

今後の対策

他のマイルもそうですがマイルやポイントは現金とは違い、相手の会社都合でどうにでもなるものだと改めて気づかされました。
なのでなるべく貯めないでどんどん使っていこうと思います。
私の目安では10万あれば世界中どこでも夫と二人でエコノミーで行けるなという感覚で、BAもUAも10万マイルを目安にホールドしているのですが、心配しているのはマリオットポイントとANAマイルが旅行のキャンセルの影響で多くなりすぎてるなということ。
気を付けないと、、今後何があるかわかりません。
最近はdポイント投資も始めたのですが、ここを増やすのも実際はリスキーだなと思いました。