ニューヨークでエンバシースイーツをヒルトンアプリでチェックアウトし、明細をもらわなかったのであとからPDFで料金を確認しました。
海外は消費税が高くて日本は安い、と思っていましたが、今後日本でも10%になります、サービス料も別途必要。
となると税抜き料金に対して、いったいいくらプラスされるのか?
既に現段階でも日本は宿泊費にのっかるお金が多いので、ニューヨークの税金が割安に感じてしまいました。
INDEX
ニューヨークのホテルに課される税金
この写真はニューヨークでヒルトン系列のエンバシースイーツに宿泊した際の1泊ごとの明細の一部です。
日本ではホテルの宿泊費の明細は一番最後に消費税やサービス料がプラスされますが、ニューヨークの場合は1泊ごとに税金などが計算されて5泊、6泊ならそれが繰り返し書かれていることが多いです。
265.05ドルがAAA割で安くなった宿泊費です。
その後の4行については以下の通りです。
NY Sate Sales Tax
NYCの消費税です。
宿泊費に課されるのは、
・市税:4.5%
・州税:4%
・メトロポリタン交通局補填の為のメトロポリタン通勤地区の追加税
(Metropolitan Commuter Transportation District surcharge,MCTD surcharge):0.375%
合計で8.875%です。
NYC Occupancy Tax
NYCのホテル税。
・1部屋1泊につき課税
・宿泊料金$10〜$20:$0.50
・宿泊料金$20〜$30:$1.00
・宿泊料金$30〜$40:$1.50
・宿泊料金$40以上:$2.00
40ドル以下の部屋なんてないので、まぁ2ドル。
NY County Sales Tax
これもホテル税。
・1泊につき課税
・宿泊料金の5.875%.
NYC Javits Fee
マンハッタンにあるJavits Centerの拡張費用を捻出する為の税金です。
・1泊:$1.50
合計だと宿泊費の14.75%+1泊あたり$3.50が宿泊費に乗せて徴収されます。
ヒルトンの公式サイトで出ている値段は税抜きなので、+αを15%弱考えておいたほうが安心。
ヒルトンはロンドンなどは税込み価格で料金が表示されるので、国や都市で表示が違うのでわかりづらいです。
決済画面を見てみないと最終価格がイマイチわからないですよね。
実は日本は結構高い
日本のヒルトンだと検索で出てくる料金に、サービス料がいまは13%に加えて消費税8%、東京の場合は宿泊税が100円~200円です。
サービス料はホテルチェーンによって違い、10%のところもあります。
ヒルトンは以前12%でしたが数年前、一部のホテルから徐々に13%に変わり今はたぶん全部13%だと思います。
そうなると合計すると20%以上は乗っかってくる計算なので、実は日本のほうが高くなっちゃいます。
計算としては、
宿泊費×1.13×1.08+宿泊税
宿泊費が20000円とすると、20,000×1.13×1.08+200=24,608円
サービス料は税金じゃないですけどね。
ま、米国ならチップがいると思うのでそれは別途考えないといけませんが、13%も払わないですからね・・(笑)
ゴールドやダイヤモンド会員ならこれが多少はポイントとして戻ってくるし、HPCJの会員料金などなら25%オフになるので税抜きで計算してもいいかもしれません。
他の年ではたぶんないけれど、東京都の場合は宿泊税が別途加算されます。
http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/pdf/accommodationtax_leaflet.pdf
調べてみたら、オリンピックの年の夏場の3か月はこれが無料になるみたいですね。
オリンピック期間の課税停止
http://www.tax.metro.tokyo.jp/kazei/pdf/2020kazeiteishi_ver30.9.pdf
宿泊費を比較するときは気を付けて
日本においてもそうですが、ホテル予約サイトや比較サイトでもホテルの料金が「安いっ」と思っても、実は税抜きだった、ということが結構あります。
表示されている料金にプラスアルファの料金が後からのってくるかどうか、旅の予算にかかわる問題なので重要!
しかし最終的には予約をすすめていかないと表示されないことも多いです。
税抜きかどうか、サービス料が別途加算されるかどうかは表示されているので、自分で計算してみるうえでも税率を知っておくことは大事ですね。