ANAのマイルでニューヨーク旅行計画

クレジットカードやポイントサイトで貯めたポイントはANAマイルに交換、長距離の国際線ファーストクラスやビジネスクラスで使う方針でやっています。初ビジネスクラスは2002年ロサンゼルス行き。ポイントサイトの活用は2016年春からで、まだまだ初心者です。いろいろ教えてください。

ヒルトンのポイント購入セールが来た!ポイントを買ったほうがいいのはこんな用途の時

ポイントの購入セールが始まっていました。
私のアカウントにはメールが来なかったのですが、夫のほうには14日金曜日に来ていました。
セール期間は9/12~20までです(微妙)
今回、ポイントは買うべきでしょうか。それとも見送るべきでしょうか。

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INDEX

今回のセール内容は?

今回は前回のような5000ポイント(50ドル)から買ったポイント数が2倍になる、、というような買いやすい単位ではなく、
4万ポイント→400ドルで購入→4万ポイントボーナスが付き、8万ポイント
8万ポイント→800ドルで購入→8万ポイントボーナスが付き、16万ポイント
この二択のみでした。
しかも数量3500限定で期間も9/20までの限定です。
hiltonhonors3.hilton.com

対象者はヒルトン・オーナーズ会員のみなので、購入には会員登録が必要です。

ちなみに前回のセールは4月でした。
その時書いた記事はこちら
www.lucamileagelife.net

ポイント単価は0.57円

今回、セールでポイントを購入した場合、ポイント単価は400ドル×113円=45,200円です。
(ドルレートはカード払いの手数料も含め、現在このくらい?)
400ドルで8万ポイントが手に入るため、ポイント単価は45200円÷80,000つまり1ポイント0.57円です。

買ったポイントで国内のヒルトンに宿泊した場合のコスト

貯まったポイントを考えず、買ったポイントだけで宿泊した場合はホテル別に以下の通りのコストとなります。

Standard Room Reward (ポイント取得単価0.57円にて計算)

ホテル名 必要ポイント 円換算
ヒルトン福岡シーホーク 50,000ポイント 28,500円
ヒルトン名古屋 50,000ポイント 28,500円
ヒルトン大阪 70,000ポイント 39,900円
コンラッド大阪 80,000ポイント 45,600円
ヒルトン東京 60,000ポイント 34,200円
ヒルトン東京お台場 60,000ポイント 34,200円
コンラッド東京 95,000ポイント 54,150円
ヒルトン沖縄北谷リゾート 66,000ポイント 37,620円

比較対象は有償で泊った場合の料金

上記のポイント宿泊のコストと、有償で宿泊した場合の費用を比較し、安いほうを選ぶのが前提ですが、この計算はちょっとだけ複雑です。
・ヒルトンオーナーズの会員資格
・ヒルトンプレミアムジャパン(HPCJ)の会員かどうか
・キャンペーンの有無

特に今回開催されているダブル・トリプルポイントのキャンペーンなどは考慮に入れるのを忘れがちですが、きっちり計算していきたいところです。

ヒルトンオーナーズの会員資格と、有償で泊った場合どのくらいポイントが付くか?

ヒルトンのポイントは有償宿泊で支払った額に応じて貯まりますが、その貯まり方はオーナーズの会員資格によって違ってきます。

hiltonhonors3.hilton.com

以前も記事を書きましたが、2018年4月に改訂されたため、もういちど検証してみます。

会員資格別のポイント付与率を日本円(ドル円レート113円)で計算した結果のポイント付与率は以下の通り。

会員資格 1ドルで貯まるポイント 日本円での付与率(支払額に対し)
メンバー 10ポイント 5%
シルバー 12ポイント 6%
ゴールド 18ポイント 9%
ダイヤモンド 20ポイント 10%

付与率=割引率と考えます。

ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)はフレキシブルレートから25%オフ

国内のヒルトンではHPCJ会員資格があるかどうかが有償宿泊を安くするうえで結構な頻度でかかわってきます。
最近はこのHPCJを台無しにするような25%オフキャンペーンとかやってますが、実際、キャンセル可能なフレキシブルレートからの常時25%オフは非常に大きく、50%オフセールが無い限り、少々のキャンペーンより安いレートでなおかつ自由に予約を変更できる、文字通りフレキシブルなレートです。

一度入会すれば毎年の更新で10000円会費、10000円分の利用券がもらえるため、実質無料で維持できるので、クレジットカード会員への優待入会キャンペーンがあればヒルトン好きなら入会するべき!

ダブル・トリプルポイントキャンペーンでポイントが倍増

これはしょっちゅうやっているキャンペーンですが、だいたい宿泊前に事前登録が必要なので、宿泊が決まったら、その時キャンペーンをやっていないか必ずチェック。

ポイント付与率(実質割引率)を計算するとき、ポイントが2倍になると大きいですね。

これらの要素を組み合わせ、自分のケースでポイント付与分を割引したうえで、宿泊料金を比較し、ポイントか有償かを選択することになります。

ポイント宿泊を使ったほうがいいケース

ここ数年の経験談から、実際にポイント宿泊を多用しているケースをご紹介します。

福岡の土曜日宿泊

ほとんどのヒルトンは半年以上前に予約すればセールでなくてもフレキシブルレートが安いケースが多いのですが、福岡は慢性的に土曜日が高いのです。
たしか2年くらい前までは、6月の予約を1月にすると1泊15,000とかで予約できたのですが、最近はどれだけ早く予約しても高いですね。
そしてスタンダードルームとプレミアムルームの差があまり無い状態で設定している場合も多いです。

例をあげると私は来年3月と5月にそれぞれ50000ポイントで福岡の予約を入れていますが、
3月が45000円、5月は57000円、これがフレキシブルレートのお値段です。(税・サ抜)
どちらも一番安いヒルトンダブルです。

私のケースではゴールド会員+HPCJ会員なので、
45000円×0.75(HPCJ割引)×1.13(13%サービス料)×1.08(8%消費税)×0.91(9%ポイント付与分)=37482円
50000ポイントを使えば、28500円で済みますね。
こんなふうにして計算します。

福岡は日曜泊はホークスタウンカードの割引で半額になりますので、よくポイント泊を使うのは主に土曜に。
実は今もヒルトン福岡シーホークの客室でこの記事を書いています(笑)

東京の特定日

あまり法則をつかんでいませんが、東京は特定日(主に土曜日や連休)の価格が跳ね上がることがあります。
高いだけでなく、泊数制限で1泊の予約ができないなどの日もあります。
私が決まっていく毎年4月はほぼその繁忙期にあたり、よくポイント泊を使います。

急に決まったヒルトン宿泊

早くから予定をたてれば比較的安く宿泊できるヒルトンですが、来週急に行くことになった、などの場合は高掴みする場合があるのでそういうときはポイントを利用します。

以上、ポイント宿泊はいざという時に役に立つことがあるので持っていると安心です。

ポイントを使わないほうがいいケース

逆にポイントを使わないほうがいいケースは価格の比較だけではなく、以下のような条件に当てはまる場合です。

予定が早く決まっているとき

予定が決まっている(決まっていなくてもある程度旅行の計画が立てられる)場合は、ずっと先のフレキシブルレートのお値段が結構安い!という場合があるので、まめにチェックしてみます。
特にHPCJ会員なら、フレキシブルレートで予約しておけばキャンセルは可能なので、おさえておいて損はありません。

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ゴールド会員以下の方でラウンジ好きな方

ダイヤはないけどラウンジは好きという場合は、ポイントで宿泊する場合は結構裏技が必要で、しかも裏技が通用するホテルが限られています。
ポイント予約だとestandby(有償アップグレード)が出ないことも多く、エグゼクティブフロアになるかどうかはかなり運しだい。
確実にしたい場合はポイント予約を選択するべきではありません。

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つまり、
ダイヤモンド会員なら、ポイントと有償を単純比較し、どんなときでも底値で泊ってアップグレードやラウンジアクセスを受けられるのでポイント宿泊を一番有効につかえるのがダイヤモンド会員なのです。

海外のホテル予約

海外は上級会員にもアップグレードがもともとないヒルトンブランドが多くあります。

hiltonhonors3.hilton.com

アップグレードがのぞめるホテルブランドは以下
・ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ
・コンラッド・ホテルズ&リゾーツ
・キュリオ・コレクションbyヒルトン
・ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ
・ダブルツリーbyヒルトン
・タペストリー・コレクションbyヒルトン
・Canopy™ by Hilton

逆にアップグレードが無いことが明記されているブランドは
・ハンプトン・イン
・ホームウッドスイーツ
・ヒルトン・ガーデン・イン
など。
(ほかにもあります)

これらのホテルは上級会員向けのアップグレードがないので、予約した部屋が宿泊する部屋になります。
スタンダードポイント宿泊では、最低ランクの部屋になるので、特にニューヨークなどのゴミゴミしたところに建っているホテルは、眺望が裏のビル、ということも少なくないと思います。
国内の数泊ならともかく、数日滞在する海外ホテルでは希望の部屋を有償で予約するほうが満足度は高いかもしれません。

去年宿泊したニューヨークのホテルもポイント宿泊で割り当てられる部屋は裏向きで窓も小さいので、通りに面したシティビューを有償(AAA)で予約しました。www.lucamileagelife.net

もともとはポイントは宿泊費の高いニューヨークで使おうと、昨年まとめて買ったりしましたが、いまのところ使っているのはもっぱら日本です(の中の、福岡)

海外ヒルトンの場合はポイント宿泊ではなく、AAA予約(JAF会員の特典)が有効かなと思っています。
ニューヨークのホテルでは、昨年もでしたが、今年の予約も1年価格変動を見てきて、いまのところAAAでの早期予約が底値みたいです。

まとめ

ゴールド会員だったら、アップグレードが期待できないので最初からエグゼフロアにする→いっぱい払うのでポイントが貯まる→ポイントはどうしようもないときだけ使って、ホテルに交渉してアップグレードを頼む→こんな融通がきくのは福岡だけなので、福岡に泊まる回数のポイント-貯まるポイント=買うべきポイント(たぶんほとんど無し)

ダイヤモンド会員ならポイント宿泊でもアップグレードできるので、たくさんポイント泊が使える→お金を使わないのでポイントはたまらず→ポイントが足りなくなる→買ったほうがいい
こんな感じですね。
(たぶん)