ヒルトンアメックスプレミアムカード。
年会費の高さで躊躇している方も多いはず。
私も年初からの修行で再来年の3月までほぼダイヤモンドも確定しているし、今年は作ることはない、と思っていましたがひょんなことから作ってみることになりました。
作ってわかったデメリットも合わせてお伝えしたいです。
INDEX
ヒルトン・ダイヤモンド特典とは
ヒルトンファンがなぜここまでダイヤ維持・獲得にこだわるか?
私も昨年、マリオットのステータスマッチでマリオットプラチナ修行をしました。
その時気づいたことは、
マリオット、ローカルルール多すぎ!
ということ。
ヒルトンはゴールド以上ならすべてのホテルで朝食が付くし(現時点、今後は海外は違うかも)、ラウンジはあれば必ず使えます。
対してマリオットは高級ブランドのリッツなどはプラチナでもチタンでもエリート特典に朝食やラウンジがつきません。
その他のホテルでも個別に違うんだなというのが実感です。
わかりづらい!
これは特に初心者には勧めづらい。
ヒルトン・オナーズの会員の特典は以下が公式サイトです。
https://hiltonhonors3.hilton.com/ja_JP/explore/benefits/index.htmlhiltonhonors3.hilton.com
シンプルにいうと、ゴールド以上で朝食がつき、ダイヤはラウンジが付きます。
あるホテルの朝ご飯
あるホテルのカクテルタイム
アップグレードはタイミングによるって感じですが、かなりの確率でスイートももらえています。
ダイヤモンド維持・獲得の方法
ゴールドは必要泊数も少なく、ヒルトンアメックスの普通カードを作ればすぐなれるので、この記事では割愛します。
(アメックス・プラチナカードを作ってもゴールドにはなれます。これは家族が多い人にはメリット有りです。)
今回はダイヤモンド維持とヒルトンアメックス・プレミアムカードの関係について。
ダイヤモンドの獲得と、達成した後の期限については以下の通り。
達成条件(いずれかひとつ) | 会員資格期間 | ||
① | 泊数 | 1年間に60泊 | 泊数反映の時点(本年)と翌年と翌々年3/31まで |
② | 滞在数 | 1年間に30滞在 | 滞在数反映の時点(本年)と翌年と翌々年3/31まで |
③ | 獲得ポイント | 12万ベースポイント | 付与反映の時点(本年)と翌年と翌々年3/31まで |
④ | カード利用 | プレミアムカードで200万円決済 | 決済情報がヒルトンに届いた時から翌年と翌々年3/31まで |
つまり、どの方法を使っても最低1年3か月、うまく使えば2年程度維持できることがわかると思います。
私はカードを作るまでは主に滞在数修行をしてきました。
これはデイユースも1滞在になるので、短い滞在でもデイユースの組み合わせで滞在数が稼げます。
滞在数のデメリットは連泊しても1滞在なのでホッピングが忙しく、あまりゆっくりできないことと、前年度の繰り越し(ロールオーバー)は泊数のみで滞在数は引き継がれないので1/1にゼロから始める必要があることです。
最後、カード決済についてですが、基準はカード決済した日からその情報がヒルトンに届いたときまで、ということで、決済日から1~2か月かかるそうです。私は今年作ったカードで決済額は6月末に達成しましたが、今日(8/26)聞いたらもう2023.3.31までの期限に延長されていました。
せっせと滞在数のためにホテル修行していたのですが、そちらは意味なしってことになってしまいました。
次に私がダイヤ修行か200万決済を考えなければならないのは、最大スパンを得ようとすると2023年年明けとなります。
ヒルトンアメックスプレミアムカードのメリット・デメリット
メリット1:翌年更新時ウィークエンド無料宿泊がもらえる
これは使い方によってはとても大きいメリットで、電話で問い合わせたところ、世界中どんなヒルトン系でも使えるサービスとのこと。
更新だけで1泊。300万円以上使えばもう1泊です。
京都にできるLXRや、東京にできる予定のウオルドルフアストリア、いつもお高いコンラッドなど、考えただけでワクワクします。
このカードを別の持ってるカードの代わりに、、と思っていましたが、サービスがたとえしょぼくてもヒルトン用として持っているだけでもいいなと思えます。
行けるようになったら、ちょっと前にできたニューヨークのミッドタウンのコンラッド、サービスは日本に全く及ばないと想像しますが、部屋だけは全室スイートで広いので、予約してみたいホテルのひとつです。
conrad.hiltonhotels.jp
冷蔵庫が自由に自分のものを入れたりできないデメリットもありますが1~2泊ならぜひ泊まってみたいホテルです。
メリット2:ヒルトンのポイントに特化した還元率がすごい
マリオットと違い、ヒルトンのポイントはホテル以外で使うには還元率がいまいち、しかしホテル泊に使うならポイントはたくさんあったほうが嬉しいです。
ヒルトンで使うなら7%、その他の利用でも3%です。
ヒルトンのポイント価値はだいたい0.5円くらいなので、ホテル利用で3.5%のキャッシュバックと同じ。
利用分にもポイントが付きますのでお得しかありません。
通常の使用でも1.5%割引と同じですが、これはANAカードやSPGアメックスのような目的の違うカードもあるのでケースバイケースと思います。
メリット3:タイムシェア物件の支払いや管理費の支払いに使える
ヒルトンのタイムシェアは説明会に行くとホテル宿泊券や食事券がもらえるので有名です。
ただ、我が家はタイムシェア・オーナーの共有のアカウントというしくみを知り、購入を先日決めました。
この支払いにカードが使えると聞いたこと、購入の際にプレミアムカードの審査を通してもらえるというのが作った最大の理由です。
※共有アカウントとは?
ヒルトン・タイムシェアを物件をもつとき、契約した本会員にプラス1名、ひとつのヒルトン・オナーズアカウントに紐づけすることができます。
ヒルトン・アメックスプレミアムを作っただけではダイヤモンドになれませんが、購入した物件の支払いや毎年発生する管理費を実質割引でき、決済で条件をクリアできればダイヤモンドになったアカウントが二人分、つまり二部屋同時にラウンジアクセスがある状態というのは使い方によっては多大なメリットがあります!
地元にもヒルトンができるので、家族で部屋を複数とり、みんなでラウンジで、、今のコロナが少しでも落ち着いていれば、楽しみです。
デメリット1:カードのサービスがプラチナにしては中途半端
今使っているプラチナカードと比べ、同じプラチナと名がついてもサービスはかなり縮小されています。
比較項目 | ヒルトン・アメックス・プラチナ | アメックスプラチナ | |
基本情報 | 年会費 | 66,000円(税込) | 143,000円(税込) |
家族カード | 3枚目まで無料 | 4枚まで無料 | |
ホテル会員資格 | ヒルトン | 本会員のみゴールド | 家族カード会員もそれぞれゴールド |
Radisson Rewards | - | 家族カード会員もそれぞれゴールド | |
マリオット | - | 家族カード会員もそれぞれゴールド | |
旅行関連 | スーツケース宅配 | 帰国時のみ | 出発時・帰国時無料 |
フリーステイ | ウィークエンド1泊(更新時) | フリーステイギフト1泊 | |
保険 | スマートフォン | 条件:通信料を3か月以上プラチナカードで決済 | 条件:通信料を3か月以上プラチナカードで決済 |
対称は本会員のみ | 対称は本会員のみ | ||
上限2万円・購入後2年以内の機種 | 上限10万円・購入後2年以内の機種 | ||
家財 | ホームウエア・プロテクション無 | ホームウエア・プロテクション有 | |
(PC・カメラなど、購入金額の50~100%) | |||
個人賠償 | - | 最大1億円の個人賠償責任保険 | |
旅行 | 旅行傷害保険利用付帯 | 旅行傷害保険自動付帯 |
ホームウエアプロテクションなんかは地味に便利で、今年も夫のアップルウォッチのガラスに傷がついた際、カードの保険で2万円ほどもらえたので、新しいのに買い替えることができました。
修理見積で保険金が下ります。しかも買ったときの領収書があればカードで買ったという必要もありません。
ただ、AppleウォッチもWi-Fiモデルは補償、セルラータイプはスマホとみなされ対象外とか、1年以上の保障がついているものは対象外とか、このホームウエアプロテクションは仕組みを熟知して日々の買い物をする必要があり、なかなか使いこなせる人はいないかもしれません。
また、海外旅行のときのスーツケース宅配も出発時がヒルトンのほうは無料になりません。
これはアメックスのプラチナじゃなくてもグリーンやゴールドで代用可能なサービスです。
デメリット2:普通カードと比べ、年会費が高いのにダイヤはつかない
あくまでもダイヤは作るだけでは得られません。
以前あったVISAプラチナに比べて決済額が高くなったのもデメリットです。
デメリット3:家族カード会員にはエリート資格がつかない
アメプラがすべての家族会員にゴールド資格が付くのに比べ、ヒルトンはあくまでも本会員のみです。
まとめ
以上の理由で、当初はアメプラをやめてヒルトンプレミアムとSPGアメックスの2枚でホテルライフを楽しもうと思っていましたが、特典をみたら、アメプラをやめるべきか、ほかのカードにおきかえるか、悩んでしまっています。
アメックスの個人賠償なども実は便利で、私は自動車保険や職場で加入している傷害保険も、個人賠償の特約は外していて年会費が安く抑えられています。
とはいえアメックスプラチナは高額な年会費でそれだけのメリットが享受できるか?と言われたら微妙です。
しかし紹介いただいて加入できたカードなのでやっぱりもう一度、というのは正直難しいかもです。
プロパーカードということでキャッシュバックキャンペーンも多く、実際は年会費がもっとおさえられているのが救いですが、もう少し悩んでみようと思っています。