ANAのマイルでニューヨーク旅行計画

クレジットカードやポイントサイトで貯めたポイントはANAマイルに交換、長距離の国際線ファーストクラスやビジネスクラスで使う方針でやっています。初ビジネスクラスは2002年ロサンゼルス行き。ポイントサイトの活用は2016年春からで、まだまだ初心者です。いろいろ教えてください。

アメックスFHRで至福の滞在 ─ マンダリンオリエンタルバンコク宿泊記

バンコクを代表する老舗ラグジュアリーホテル「マンダリンオリエンタルバンコク」。
150年近い歴史と格式を誇り、世界中の旅行者が一度は泊まってみたいと憧れる名門ホテルです。
今回、アメリカン・エキスプレスの「ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)」を利用して宿泊しました。
FHR経由の予約では、朝食無料や100ドル相当のホテルクレジット、レイトチェックアウトなどの特典が付くのが魅力。
ただし今回は、特典のひとつである「アーリーチェックイン」は利用できませんでした。
とはいえ、それを差し引いても十分に価値ある体験だったのか?実際の滞在の様子を、正直な感想とともにお伝えします。

INDEX

マンダリン・オリエンタル・バンコクの概要

マンダリン・オリエンタル・バンコクはバンコクを代表するラグジュアリーホテルのひとつで、1876年創業の歴史を持つ老舗ホテル。
格式高いサービスと、チャオプラヤ川沿いという絶好のロケーションが魅力です。
世界中の旅行者に愛され、数々の賞を受賞している名門ホテルです。

公式サイトはこちら
www.mandarinoriental.com

Mandarin Oriental Bangkok
48 Oriental Avenue, Bangkok 10500, Thailand
電話番号:+66 (0) 2 659 9000
メールアドレス:mobkk-reservations@mohg.com

マンダリン・オリエンタル・バンコクへのアクセス

スワンナプーム国際空港から車で約45分ほど。
渋滞がなければスムーズに到着できます。
ホテル専用のボートも運行(無料)しており、BTSサパーンタクシン駅から船でホテルへアクセスすることも可能です。
私は前日、別のホテル(JWマリオットバンコク)に滞在していたので、そこからGrabで20分程度移動し、料金は191THB(876円)。

マンダリン・オリエンタル・バンコクの外観

チャオプラヤ川沿いに広がる白亜の建物は、クラシカルな雰囲気とトロピカルガーデンが融合したエレガントな印象。
3つの建物がありますが客室が多いのはリバーウイングです。

夜にはライトアップされ、川沿いの景色と相まって幻想的な雰囲気に包まれます。

チェックイン・チェックアウト時間

チェックイン:15:00
(FHR特典のアーリーチェックインは空室状況により可能)
チェックアウト:12:00
(FHR特典のレイトチェックアウトは希望すれば16時確約)

チェックイン手続き

grabで正面に車をつけると、タイの伝統的な衣装を着たドアマン数人がすぐに荷物をおろして運んでくれます。
その後、スタッフの方がそっと手渡してくれたのは、小ぶりな花飾り。

ジャスミンと蘭で編まれた繊細なプアンマーライで、「指にかけてください」と微笑みながら渡されました。
首にかける大きな花輪とは違い、手元を彩る小さなガーランドは上品で、まるで特別なお守りのようです。
ふんわり漂うジャスミンの香りとともに、「ようこそ」という歓迎の気持ちが伝わってきて、到着した瞬間から非日常の世界へ誘われた気分になりました。

その後、レセプションへ。

今回の宿泊では、FHR特典で多少はアーリーチェックインができるものと思って、前日のホテルを12時ごろにチェックアウトし、13時ごろに到着しました。
ところが実際には「お部屋の準備が整っていないので、通常通り15時までお待ちください」との案内。
手続きだけ先に済ませ、部屋の用意ができたらメールで連絡をもらえる流れでした。

スタッフさんからは「お部屋ができるまでランチはいかがですか?もしくはプールを使われますか?それともロビーで待たれますか?」といくつか提案いただきました。
こういう時のために、プール用の水着や、ジム用のウエアは別のバッグに入れてすぐ出せるようにしておくべきですね。
ランチ→16時に友人とアフタヌーンティーの予約を入れていたため食事は見送り。
プール→スーツケースを開けて水着を出すのもめんどうなのと、プールが凄い日差しが強そうでパス。
ロビー待機→最初これを選択し、ロビーに座ってコーヒーを1杯飲んで(無料ではなくもちろん有料です)、

その後まだまだ時間があったので、ホテルの専用ボートでアイコンサイアムへ買い物に行ったりして過ごしました。


レイトチェックアウトとアップグレードの状況

一方で、FHR特典のレイトチェックアウト(16時まで)は確約なので、帰りはゆったりと利用できて助かりました。
アップグレードについては「上位クラスが満室のため不可」とのこと。
今回はもともと、63㎡の「マンダリンルーム」を予約していたため、アップグレードを期待しすぎずに済んでよかったと思います。

しかし実際に通された部屋はフルリバービューの角部屋、「ステートルーム」でした。
お部屋ができるまでに調整してくださったのかもしれません。

お部屋のカテゴリ

客室のカテゴリは以下の通り。定員は公式に記載がなかったです。

客室タイプ 広さ 建物
Deluxe Premier Rooms43㎡The River Wing
Chao Phraya Rooms35㎡The Garden Wing
Deluxe Balcony Rooms37㎡The River Wing
Mandarin Rooms63㎡The River Wing
State Rooms61㎡The River Wing
Deluxe Premier Connecting Room86㎡The River Wing
Deluxe Two-Bedroom Suites125㎡The River Wing
Premier Two-Bedroom Suites150㎡The River Wing
Junior Terrace Suites97㎡The River Wing
Deluxe One-Bedroom Suite83㎡The River Wing
Chao Phraya Suites83㎡The Garden Wing
Premier Suites108㎡The River Wing
Authors’ Suites101㎡The River Wing
Siam Suite107㎡The River Wing
Selandia Suite169㎡The River Wing
Ambassador Suite173㎡The Authors’ Wing
Royal Suite306㎡The Authors’ Wing
Oriental Suite376㎡The River Wing

ゲストルームのロケーションマップは以下
https://photos.mandarinoriental.com/is/content/MandarinOriental/bangkok-guestroom-location-map

多彩なカテゴリーがあり、いずれもクラシカルなインテリアに必要な設備が整っています。
スイートのタイプも多いです。

繁忙期や宿泊プランにより異なりますが、会員プログラムやFHR(アメックス特典)経由の予約では、空室状況に応じてワンランク上のお部屋にアップグレードされる可能性があります。

ステートルーム

スイート以外のスタンダードカテゴリの中ではかなり広いお部屋で、61㎡の広さがあり、落ち着いた木目調のインテリア。

角部屋の川に面したバルコニーからチャオプラヤ川を一望できるのが魅力です。

アイコンサイアム側は夜の雰囲気も素敵です。

大きなソファがあり、クラシックさと居心地の良さを兼ね備えています。

ウォークインクローゼットがあり、スコールに備えた?傘も用意されていました。

クローゼットの中に金庫がありました。

トイレは独立で、トイレの横にシャワーがある配置です。
トイレはTOTOのウォシュレット。

バスルームもとても大きなバスタブがあります。

ベッドの横にはデスクがあり、開くとミラーが。

あちこちに生花が飾ってあります。

アメニティ

歯ブラシなどのアメニティもあり、歯磨き用のお水もボトルで用意されていました。

ウェルカムスイーツやフルーツ。

バスルームにはバスソルトがふんだんにおいてあります。

洗面台にはコットンがぎっしり。

スリッパも履きやすい素材。

プール用のバッグは持ち帰り不可でホテル内だけでお使いくださいと。購入は有料とのこと。

アイロンはスチームアイロンでした。

ローブはタイシルク。

クラシカルなホテルですが設備は最新で、ワイヤレスの充電器が枕もとに。

ネスプレッソマシンや、ポット、ミニバーは使いやすい配置でテーブルの近くに。

バトラーサービスとターンダウンサービス

部屋に入るとバトラーさんがウェルカムドリンクを運んできてくださいました。

夕方、オーサーズラウンジでアフタヌーンティーをいただいたのですが量が多すぎたので残りを部屋に運んでもらい、タイ在住の友人と3人で部屋でいただくことにしました。
そのとき、ウェルカムフルーツをバトラーさんにお願いしてカットしてきてもらったのですが、
「遅くなってごめんね~」と持ってきてくださったフルーツ↓

バナナは切らなくていいよって言えばよかった・・笑

その後、食べ残したまま、ライブの始まる21時にバンブーバーへ行き、友人を見送って部屋に戻るとターンダウンが済んでいました。

あれ、残してたお菓子やフルーツがテーブルにない??と思ったら、

なんと、別のテーブルに移してあり、丁寧に蓋まで(;'∀')

放置していた充電ケーブルにはマンダリンのマーク入りのケーブルタイがつけられてました。

お得な予約方法は?

アメックスFHR経由のほか、ホテルラックス(HoteLux)もFHRと同様のサービスや割引が受けられます。
ホテルラックス(HoteLux)はJAL上級会員や特定クレジットカード(ダイナース、ラグジュアリーカードなど)保有者が、年会費が永年無料になる特典がありますので資格のある方は利用されると公式やOTAからの予約よりお得かもしれません。

今回の予約のお値段

今回の宿泊では、アメリカン・エキスプレスのファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)を活用しました。
ポイントは「一度予約した後も、料金の変動をチェックして差し替える」ことです。
最初に予約したのは4月。
「バルコニー付きデラックスルーム(37㎡)」で料金は132,385円。
ここでアメプラの2万円オフ特典(年1回、4万円以上で2万円キャッシュバック)を使って112,385円に抑えました。

ところが、宿泊1か月前の7月に同じ部屋の料金を見直すと、約8万円まで下落。
ここで再予約し直し、「バルコニー付きマンダリンルーム(63㎡)」という広めのお部屋に106,798円でアップグレードできました。

FHRじたいはキャンセル可能な料金ですが、通常ならキャッシュバックは「一度きり」で再利用不可です。
しかし、アメックスのチャットで相談すると「即時再予約すれば特典をスライド可能」との神対応。
結果、最終的な支払額は部屋をアップグレードしたにも関わらず86,798円となりました。

さらにFHR特典として、
・100USDホテルクレジット(約13,000円相当)
・朝食2名分(4,000バーツ超=約18,000円以上の価値)
が付与されます。つまり、実質的な宿泊コストは5万円台に。

マンダリン・オリエンタル独自の「Fans of M.O.」特典について

一方で、マンダリン・オリエンタルには独自の会員制度 「Fans of M.O.(ファンズ オブ エムオー)」 があります。
これは公式サイトで直予約し、無料で会員登録するだけで利用可能なプログラムです。

選択式の特典として、

・朝食無料
・レイトチェックアウト
・ダイニングやスパの特典

などが提供されます。ホテルによっては朝食無料が標準で含まれるケースもあり、非常にお得です。
ただし注意点として、Fans of M.O.は直予約限定で、アメックスFHRやHoteLux(ホテルラックス)など他社サービスの特典とは併用できません。

最後に

マンダリン・オリエンタル・バンコクは、歴史と格式を感じながらも最新のホスピタリティを体験できる特別なホテルです。
バンコク滞在をより豊かにする拠点として、ぜひ一度訪れてみる価値があります。
朝食やバー、アフタヌーンティーなどの体験も素晴らしかったので別記事で改めてご紹介したいと思います。