UA特典で発券したANA国内線搭乗記①（広島-羽田-札幌）コロナ禍の機内の様子

自粛明けの6月最終週、ことし2月以来、4か月半ぶりに国内線に搭乗しました。
普段は目的地直行便が多いのですが、今回はコロナ禍の2020年6月下旬、まだまだ欠航が多かったのであえて経由便で予約しました。こういう時に乗継便でもマイルが少なくて済む、ユナイテッド航空（ＵＡ）の特典航空券が役立ちました。

INDEX

旅のテーマ

今回の旅のテーマはズバリ、「飛行機」。

正直、まだまだ国内旅行でも感染のリスクは高いと考えているので、自分のやりたいこと＝飛行機に乗りたい、以外の旅行のアイテムは可能な限り排除して、
・観光も繁華街もいかない
・外食も最小限
・ホテルまでの移動も最小限
これで旅を組み立ててみました。2泊3日の旅行なので記事を分けて順にアップ予定です。

この日の旅程

1日目は広島から北海道ですが、広島-札幌のＡＮＡ直行便は欠航中です。7/10から運行再開するようです。（ＪＡＬは5月、6月も飛んでました）
今回は札幌まで移動するのもやめて、羽田の乗り継ぎも最小限とし、

1レグ目　広島15：20→羽田17：00（ANA680）Airbus A321-272N (JA131A)
2レグ目　羽田18：00→札幌19：30（ANA75）Boeing 767-381(ER) (JA609A)
2便で5000マイル（UA）でした。予約は1か月前、マイル10％値上げの影響はまだないようです。
宿泊施設　エアターミナルホテル（新千歳空港内のホテル）

としました。
あとから考えたら、もう少し早く到着する便のほうがいろいろ良かったのですが、とにかく飛んでる便が少なく、選択肢があまりありませんでした。15：20発の前のANA羽田行はなんと9：00発です。

広島空港までの移動

広島空港までは自家用車で移動し、空港前の駐車場に駐車します。
広島空港の駐車場はANAカードのマイルプラス特約店で、さらに空港内で3000円以上利用すると2時間無料になります。
料金も以前より安くなり1日800円ですが、4日目以降は700円に値下がりするので、我が家では10日程度までの海外旅行もここに駐車しています。そのほうが二人分のリムジンバス往復+駅からタクシーより安上がりです。
www.hij.airport.jp

普段は空港の目の前の駐車場は朝からいっぱいになることが多かったですが、今は発着が少ないせいか、到着ロビーを出てすぐのところに駐車することができました。

広島空港の様子

お昼ごろ自宅を出発し、13時前に空港に来ました。
物販などのお店は５月に比べるとオープンしている店が増えていました。
しかし肝心の搭乗客がいません(;'∀')　JALの13時台の便が出発前でしたが、その後飛び立つ予定の便は私たちの乗る15：20までありません。
なので出発ロビーも閑散としています。

UAで予約できるのは普通席だけなので、乗り継ぎの羽田-札幌のプレミアムクラスの空席待ち手続きをしてもらいました。PP2倍の時期だったのでかなり望み薄ですが、札幌行きが夕刻なのでご飯付きがいいなぁと（笑）

これはモバイルではできません。カウンターに行きます。

空港内のレストラン

閉まっている店がほとんどですが、３階フロアのロイヤルとかなわは開いていました。
お昼ご飯を食べることに。
注文はタッチパネルです。
ドリンクバーもありましたがさすがに頼む気持ちになれません。
我が家は外食さえ、３月以来まだ片手に満たないくらいです。ひさしぶりの外食。

食事が来る前にJAL便の出発時刻になりました。
屋上デッキはお店のすぐ外で、昔は有料でしたが今は無料なのでだれでも出入りできます。
見送りの人のほかに飛行機を見ているカップルや家族連れもいますが、次の便が２時間以上先なのでJAL機が離陸したら皆さん、解散です。

保安検査

いつも長く並んでいる保安検査場も誰もいません。
レーンは一つに絞られていました。

私はヘアクリップが金属探知機にひっかかりやり直し。
もう乗ってない期間が長すぎて乗り方を忘れてました（笑）

飲み物は機内で「お茶」だけ配られると聞いていたので、開封していないペットボトルのお水と、飲みかけを入れるスリムボトル（水筒）を持参。

液体とPCはカバンから出して検査するのですが、未開封のペットボトルはそのまま返してくれます。
水筒は中を開けて、中身が空なら見せるだけ、中身があれば検査官がにおいを嗅ぎます。

広島空港のラウンジ

３日間のうち、この日だけ夫が同じ便に搭乗予定で、同伴でANAラウンジにいれてもらいました。

結構人がいるなぁという感じ。もちろんラウンジ内に消毒薬もあります。
トイレのエアータオルは使用禁止、代わりにペーパータオルが置いてあります。
ラウンジのトイレでANAのアロマを嗅いで、ああ、飛行機の匂い！と気分が高揚しました。

搭乗順

ソーシャルディスタンスをとるため、列を作って並ぶのは無しです。

そして搭乗順ですが、上級会員の優先搭乗はなく、まず子供さん連れの人やお手伝いが必要な方が乗り込んだ後は、
グループ1・・後方席窓際
グループ2・・後方席通路側
グループ3・・前方席窓際
グループ4・・前方席通路側
など。
大型機の場合は機体中央席も含め、最大グループ6まで。
上級会員の方はいちおうは別のレーンが設けられていますが、乗り込む順はほかの方と同じです。
奥から順に搭乗するという極めて合理的な搭乗順です。
ちなみに降りるときは逆なので、前方プレミアムクラスの方は最後にのって最初に降りる、人とも顔を合わせないですみますし、横を人が通ることもない、今後もこれでいいのでは?と思っちゃいました。

1レグ目の機材

4か月半ぶりに乗ったこの日の最初の機材はA321-272Nでした。

非常口席は空いていましたが窓際は無し。なので後ろが非常口という席を選びました。
23Aです。

空席状況はこんな感じ。真ん中席以外はそこそこうまっています。

人が後ろにいないのでシートは倒し放題（普通席なのでリクライニングはしれてます）。
たくさん写真を撮ったりしてもあまり後ろの人を気にしなくていいので良かったです。
窓からみるとこんな感じ。

シートバックビデオはありますが、インターネットは使えませんでした。

機内の様子

プレミアム席は満席のようですが、普通席もそこそこでした。
３人がけの真ん中席は空席が目立ちますが、JALと違って販売はしているため、ご家族づれなどは使っておられます。
後方になるほど空席が目立ちます。

機内サービス

機内誌はおいてありませんが、言えば新品をもらえるみたいです。
（使いまわしは無し）
ひざかけはありません。寒がりな方は羽織るもの持参のほうがよさそうです。

アルコール消毒シートが希望者のみもらえます。

一緒にナイロン袋ももらい、それに捨ててその後、ゴミ袋にいれます。
ゴミ袋は通路をCAさんが持って歩いて時々ゴミを乗客から回収するので、通路側の乗客はかなり微妙だと感じました。
私みたいな窓際席の人のゴミを、通路側の人の目の前に手を伸ばして、ＣＡさんが持っているゴミ袋に捨てるのです。
（CAさんは手に取ってくれません）

プレミアム席はアルコールも食事も出たようですが、普通席の人に配られるドリンクは「おーいお茶」の紙パックのみ。

先日のブログでも書きましたが、これがトイレに行きたくなるのですよ。しかし１レグ目は１時間程度の搭乗時間なので我慢できました。

あると便利なのは使い捨てスリッパ。
いままでは平気で靴を脱いでソックスのままでいたりしましたが、さすがに現在はそれはちょっと気になるので、機内に捨てて帰ることができるスリッパを持参したら良いです。
（使い終わったらナイロン袋に自分で入れてゴミにするなど配慮を忘れずに）
また、ショルダーバッグなど、通常座席下に入れるものも、直接床に置くのが躊躇されますので、搭乗口から機内に入る途中に置かれている不織布の袋をもらってそれに包んで置くといいですよ！

飛行ルート

コロナ騒動から、いつも来る4月もキャンセルしたので羽田行に乗ったのはかなり久しぶり。
話題の都心上空を通るルートを初めて体験しました。

お天気は霞がかかって撮ったビデオも映りはイマイチでしたが、街中に落ちちゃうんじゃないかと思える低空飛行で、新宿のビル群、東京タワー、レインボーブリッジからお台場のヒルトンまではっきり見えて、めちゃくちゃ楽しい遊覧飛行でした。
しかし写真は1枚も無し。
興奮してiPhoneを下に落としてしまい、後ろが非常口の席だったので拾ってくれる人が誰もおらず（泣）
動画はGOPROで撮りましたが、またそのうちひっそりとアップします。

降機

降りるときはベルト着用サインが消えても、指示があるまでは席に座り、棚の荷物を出したりしないでくださいとアナウンスがあります。何列までのお客様は降りてください、と言われるまで。
しかしピンポンが鳴ってベルトサインが消えたら、即座に立ち上がって荷物を下ろし、通路に立つ人ってやっぱりいますね。
これは癖なのでしょうね。それかアナウンスを聞いてないかです。

乗継

今回は乗り継ぎ時間が1時間ほどなので、制限エリア内でそのまま出発ロビーに向かいます。

出発ロビー階に向かうエレベータの中も皆さん自主的にソーシャルディスタンス、4隅に立ってエレベータが開くのを待ちます。

6月末時点でも東京は結構な人数の感染者が出ており、いつもなら長く時間をとって知人と会ったりするところを、最短の乗り継ぎになるよう便を探しました。

羽田空港のANAラウンジ

羽田のANAラウンジ、実は私は初でした。UAの普通席では入室資格がないのですが、羽田も同伴で入れてもらいました。
ANAスイートラウンジは国際線のファーストクラスの乗り継ぎで毎年入れてもらっているのですが、ANAラウンジはその真下なのですね！！
眺めがすりガラスで外がロクに見えず最低です(笑)

トイレが綺麗なのでここを利用するだけでも入る価値はあるかな・・
飲み物やおかきを取りに行くエリアに消毒用アルコールがおいてあります。
座席はそこそこ距離をとって座れる感じでした。
窓際席に座りましたが、いすもボロボロ、限界に近いと感じます。

札幌へ向けて再び機内へ

羽田空港は広いので早めにラウンジを出て搭乗口へ。
せっかく輝くグループ1なのに、うまくモバイル搭乗券が表示されずモタモタしている間にグループ3までどんどん進みました。
要は乗る人が少ないってことですが・・(;'∀')

2レグ目の機材

モタモタしていたせいで搭乗機の写真も撮り忘れ。
乗ったのは、Boeing 767-381(ER) です。
千歳に着いてからとったのがこちらです。

新千歳行き、プレミアムクラスは満席でアップグレードはダメでしたが、普通席後方は見事なくらい、密とは無縁。
見える範囲に人がいません。

まぁ、シートマップを毎日見て、そういう席を選んだんですけどね。

なのでトイレには行き放題！

しかし翼の真上すぎて失敗。
窓から見る景色がほとんど翼です。残念でした。

せっかくのフライトですが、出発も到着も雨・・
空の上は雨とは無縁ですが、出発、到着とも、水煙の中、といったフライトでした。

10数年ぶりの新千歳空港

社員旅行以来の北海道、空港で同じ課のおじさんが行方不明になったことが思い出されます（笑）
みんなが空港内のお店やらトイレまで探してた間に、集合場所をすっとばし、さっさと先に外に待機してた貸し切りバスに乗り込み、バスガイドさんと談笑してたのです。

この日、予定してた空港内の函太郎（回転寿司）は降機順を待ってる間にタッチの差で受付終了。
第二候補だった一幻の海老そばにダッシュです。

空港内ほとんどの店が早くに閉まるので、遅い時間に到着だと夕食難民になる可能性はあるなと思ってましたが危なかった。

この日は空港内のエアターミナルホテルに泊まりました。それはまた次回に続きます。