リバティ島・自由の女神へのアクセス方法、今回で4回目ですが、いつもどこかが微妙に違っております(笑)
2017年版のクラウンアクセス実体験を簡単にご紹介しようと思います。
INDEX
- 予約編
- バッテリーパークへの地下鉄アクセス方法
- チケットを受け取る場所・キャッスル・クリントン
- フェリー乗り場に行く前に
- フェリーの席取り、どこがいいか?
- オーディオガイドは初めてなら借りよう
- 女神像へ入る人のやること
- クラウンアクセスと台座までの予約の分かれ道
- 観光の所要時間
- 実は眺めはたいしたことない・・クラウンアクセス
- 降りたら女神の足元でまず写真
- 下まで降りて全体像と自撮り棒の出番
- 帰りのフェリーの乗り方
- エリス島で下船するかどうか
- バッテリーパークまで再びフェリーの旅
予約編
予約については恐縮ですが過去記事をご参照ください。今年予約したときのことを書いています。
できれば予約内容はEメールをプリントするか、画面をスキャンしたものを持参したほうがスムーズです。
また、いろいろな方に聞かれますが、クラウンアクセスの予約時間はフェリーの乗船時間です。
多少遅れても全く問題ありません。
チケットには、クラウンには午後3時半までにアクセスするようにと書かれているので、その時間までに上陸する必要があります。
バッテリーパークへの地下鉄アクセス方法
自由の女神の建っているリバティ島はマンハッタンの最南端から出港する船で向かう島にあります。
最南端にある公園をバッテリーパークといい、この公園の中にチケット受付の「クリントン・キャッスル」があります。
ここの最寄り駅ですが、経験上、地下鉄のBowling Green (ボウリング・グリーン)駅がわかりやすく、近いです。
なぜかというと、地下鉄の色分けでいうグリーンのライン(Lexington Av線)はBowling Green (ボウリング・グリーン)までエクスプレスもとまりますのでグランドセントラル駅から乗れば乗り換えなしで行けます。
宿泊しているところがマンハッタンより西側のハドソン川寄りなら、赤のラインでサウスフェリーまで行けばいいのですが、途中で曲がってサウス・フェリー駅にはいかず、分かれてブルックリンに行く線もあり、Chambers St駅で乗り換えが必要です。
また、サウスフェリー駅を降りたところにスタテン島行きのフェリー乗り場があり、初めての人は迷ってこちらに行ってしまいがち。リバティ島には別のフェリーに乗りますので間違えないように気を付けましょう。
そしてブルーと黄色もまた乗り換えが必要。慣れたら問題なくできると思いますが、ニューヨーク入りして日が浅い場合は無駄な乗り換えや乗り間違いで予約時間に大幅に遅れることも考えられるので、チケットの取り扱い上はあまり遅れは問題ありませんがその後の予定に支障をきたす可能性があります。
実は私もホテルの最寄り駅がブルーのラインの駅だったのでとりあえずそこに向かったのですが、結局乗り換えしにくいことがわかり、42丁目までいったん戻って今回はサウスフェリー駅から行きました。この線で途中からブルックリンに行かないかな?と心配でしたが、私たちの車両には大阪のおばちゃんみたいなアメリカ人の大変にぎやかなおばさま方が女神を見に行くぞ!ってノリノリで大騒ぎでカオス状態だったため、幸い間違えようがなく。(全員間違ってたらしょうがない(笑))
そんなわけで、42丁目からS線でグランドセントラルへ行くのはたった2分で単純往復の線なので、たとえタイムズスクエア近辺に泊まっていても、S線→グランドセントラルから4,5乗車がおススメルートです。
チケットを受け取る場所・キャッスル・クリントン
フェリーだけの事前予約、または台座までの予約ならeチケットがメールで受け取れるはずで、直接バーコードが記載されています。
それ以外の人は、キャッスル・クリントンで手続きが必要です。
当日上陸のチケットを買う人
通常のチケット窓口にて。通常、台座やクラウンアクセスは当日では絶対無理です。
クラウンアクセスを予約している人
クラウンアクセスの人は、必ず本人確認が必要なので、Eチケットはメールでは来ません。
同じ建物(小屋)のwill callと書かれた窓口に並びます。
予約内容が書かれたメールのプリントを出すか、スマホでメールの詳細を提示し、パスポートも一緒に出します。
(私の前に並んでいたご婦人はeメールがスマホで出てこないらしくずいぶん長いことかかっていました。何か月も前に予約したはずなので、メールを探し出すのは至難の業です。是非、日本でプリントを。また、チケットのピックアップには時間に余裕を持って。)
パスポートは代表者だけでなく、一緒に登る人の全員分が必要で、パスポート写真と本人との照合があるので一緒に並ばなければなりません。
また、クラウンアクセス識別用に紙製の輪を渡されるので、端にあらかじめついている糊でその場で手首に付けます。
(もっていこうとすると、ここで付けて、と言われます)
緩すぎると落としたり、袖の中に入り込んでわからなくなったりしますので調整はきちんとします。(貼り直しできません)
昔はこの輪は上陸してからまた別の建物でID照合してつけていましたが、今はチケット売り場で渡されるようになり、ちょっと簡素化しました。
フェリー乗り場に行く前に
チケットを受け取ったら、キャッスル・クリントンを出て、海側のセキュリティチェックの建物の列に並びます。
キャッスル・クリントンは海側とマンハッタン側2か所の入り口があり、サウスフェリー駅から歩いた人は海側から入るはずです。
そのまま海側に出れば近いようですが、今年は柵で長い列用に仕切りを作ってあり、近道するつもりが、結局マンハッタン側の入り口近くまでぐるっと半周もどることになってしまいました。
フェリーに乗る前にここで保安チェックを受けます。
飛行機に乗るときと同じような検査です。
時計やベルトを外し、金属探知機のゲートをくぐります。
荷物もⅹ線に通さなければなりません。
また、この中の写真撮影もNGです。
フェリーの席取り、どこがいいか?
フェリー乗り場に並んでいるときに、団体のお客さんがガイドさんに、「フェリーは乗ったらどこがおすすめですか?」と聞かれていて、ガイドさんは「2階がおススメです。デッキより空いてるし、まだ座れますよ。」と言われてました。
でも私のお勧めはやはり3階のデッキです!
女神はフェリーの右側を陣取ると目の前を通過できますが、3階のデッキなら上が空なので、実はどこからでも女神像が見えますし、出港のときのロウアーマンハッタンのビル群もしっかり写真におさめることができます。
デッキはガイドさんがおっしゃるようにかなり混雑しますが、行きはたった15分の船旅。
うろうろしつつ、自撮り棒を使いつつ、写真を撮るのがおススメです。
オーディオガイドは初めてなら借りよう
オーディオガイドは乗船料に含まれているので、初めて上陸するならぜひ借りて、観光中に女神像建設の歴史を学ぶことをお勧めします。
列にもし待ち時間があるなら暇つぶしにもなります。
オーディオガイドは以前はハリケーンサンディの影響で桟橋が変更になっていて、下船したすぐの小さなテントでわかりにくかったのですが、今は船を降りてゲートをくぐった直後の右側に用意されていてわかりやすいです。
日本語ももちろんあります!
女神像へ入る人のやること
クラウンアクセスの人と、女神像の台座部分に入る場合、上陸後も再びセキュリティチェックがあります。
その前に、コインロッカーを使います。
女神像のほうに歩いていくとある、白い建物で、ギフトショップの奥にロッカーがあります。
クラウンに上がる場合はほぼ手ぶらで、財布やポーチもすべてロッカーに入れます。
カメラやスマホはOKなので、私はスマホケースに数ドル挟んでポケットに入れ、カメラ(GOPRO)は上着にクリップで留めました。
ロッカーの使い方ですが、最初に端末を操作します。カードは使えず、現金で2ドル。(万一ゆっくり見学しすぎて延長になったら延長料金が必要なのでスマホケースにいくらかは残したのですが、2時間くらいは2ドルで大丈夫だったと記憶しています)
最初に借りる操作で、支払いしたら割り当てられたロッカー番号が表示されて鍵が開くので、そこに荷物を入れて締めます。
鍵はなく、指紋を登録します。
開けるときはロッカーの番号を入力して指紋をスキャンしたらロッカーが開くしくみ。
ロッカー番号は憶えておかないといけません。
この後、ふたたび、荷物の検査、スクリーニングがあります。さっき船に乗る前にやったけどな、と思いつつ、時計も外し、ベルトも外し・・。
この女神像の守られようは本当にすごいです。
今年は並んでいる人が全然いなくて、すぐにのぼることができました。
しかし午後はかなり並んでしまうので、やはり朝早く動くほうが時間が有効に使えます。
そしてようやく、女神像の入り口にたどり着きます。
しかし9時半のフェリーに乗り、9:45に島に上陸したあと、この入り口に来て、9:54でした。今までで一番スイスイこれたかな?
そうはいっても、9時のフェリーに乗るつもりが、行きの地下鉄乗り換えを間違って9時半のフェリーになっちゃったんですけどね!
クラウンアクセスと台座までの予約の分かれ道
ここが今年いつもと違っていたところ。
女神像の建物内に入ると、大きなたいまつがホールにあり、2階に上がれば博物館があります。
今まではここに職員がいて、クラウンに上がる人の名簿をチェックし、数人刻みでグループ分けして上に上がる時間を指定したりしていたのですが、今年は正面から入って、誰もいないなーと思い、奥の階段をまっすぐ上がると、エレベータ前に列ができていました。
ここではクラウンも台座までで見学するだけの人も最初は一緒です。
エレベータで台座部分まで上がると、ようやくクラウンに登る人の列があります。
ここからはエレベータは無し。
階段手前で、職員がハサミでリストバンドを切っていきます。
つまり、中に入って、自由に上がり降りできるわけではなく、チャンスは1回だけ!
観光の所要時間
待ち時間は10分くらいで、上り始めて一番上まで、5分くらい。
細い階段をぐるぐるあがるので、結構後から足に来ますが、普通の体力の人なら大丈夫です。
ただ、だんだん、手すりを持つ腕の力で上がっている自分。
時々踊り場みたいなところがあるので、後ろから元気な人がいて、自分がさっさと上がれない場合は道を譲ります。
皆さん、途中で写真を撮ったりするので、上がりながらところどころ待ち時間が発生します。
中の構造をじっくり見るのも楽しいです。
そしてクラウンまで来ました!
小さなたくさんの窓がクラウンの部分です。
実は眺めはたいしたことない・・クラウンアクセス
皆さんの夢を壊したら悪いですが、クラウンからの眺めはそれほど感動はないかもしれません。
窓が小さく見える範囲が限られています。
しかしクラウンならではの眺めがあります。
女神の二の腕とか!(笑)
そして女神が毎日見ている風景。。それは是非、ご自分で確かめてみてください。
降りたら女神の足元でまず写真
こうしてちゃっちゃと終わってなんだか物足りない女神像。
帰りもまた階段を降りますが、さっき並んでいた、輪を取られた階まで戻ってきたら、すぐに下までは下りず、まずはそのまま外に出てみます。
ここからの眺めもなかなかのもの、女神のスカートの中は見えませんが、下から見上げる迫力と、クラウンの小さい窓とは違い、視界に広がる美しい海やマンハッタン、対岸のニュージャージーなど、360°の風景を楽しむことができます。
下まで降りて全体像と自撮り棒の出番
女神の足元から下まで降りるには、階段を使います。
入るときはいろいろとルートが決まっていますが、出るときは割と自由。2階の博物館に寄ってみても楽しいです。
私は何度も見てるので今回はパス。
そしてようやく全体像を下から。
自分も入れるなら自撮り棒が便利です。
帰りのフェリーの乗り方
現在、いろんな新しい施設がどんどん建設中のリバティ島。
次回はどんなになっているのでしょうか。
プロジェクトの概要はこちら(英語)
Planning - Statue Of Liberty National Monument (U.S. National Park Service)
工事現場でいろいろおおわれた隣を歩き、元来たフェリー乗り場に戻ります。
右と左に列が分かれており、ほとんど人のいない左はニュージャージーへ行く船なので間違えないように気を付けてください。
マンハッタンへ帰る船は右の長蛇(たぶん)の列になります。
(この日は土曜日ということもあり、団体さんが多かった。特に高齢者の・・)
なお、フェリーの時間ですが、行きはまっすぐ15分でバッテリーパークからリバティ島に来ますが、帰りは15分で帰ることはできません。
フェリーの時刻表
www.statuecruises.com
このスケジュールをじっくり見ればわかりますが、たとえば10時にリバティ島を出発したフェリーがバッテリーパークに到着するのは10時半です。必ずフェリーは移民博物館のあるエリス島に立ち寄り、乗船客を待つため、停泊します。
エリス島で下船するかどうか
どうせ待っているくらいなら、少しでも降りて、エリス島の移民博物館に立ち寄ってみることをお勧めします。
フェリーの料金にエリス島やオーディオガイドも含まれていますので、特に追加の料金はかかりません。日本語のオーディオガイドもあります。
使い方も簡単で、説明ボードに書いてある番号を押せばガイドが流れるので、自由にまわることができます。
この博物館は昔、さまざまな国から来た人が入国するための審査を受けた建物そのものです。
病気などで選別され、家族と離れて帰国した方の悲しい物語や、ここにくるまでの長い船旅のつらい環境が写真などで展示されています。
動くこともできなかった船上の様子↓
二階の広いホールが入国審査場です。
各国の査証が展示されたスペース。ここで同じ広島の方の査証を発見しました!
18歳で、夫の呼び寄せで来たと書かれていて、身長なども何寸って書いてあります。小柄な方だったようです。
バッテリーパークまで再びフェリーの旅
移民博物館も3回目でしたが、新しい発見があって良かったです。
乗ってきた便の次の便でバッテリーパークへ帰りました。
バッテリーパークについたら12時過ぎ。
迷わず駆け足の観光でもチケットWILL CALLの列に並んだ時間が9時なので、所要最低3時間というところでしょうか。
エリス島を外しても2時間は超えると思われます。
訪問前の参考になれば幸いです。