ANAのマイルでニューヨーク旅行計画

クレジットカードやポイントサイトで貯めたポイントはANAマイルに交換、長距離の国際線ファーストクラスやビジネスクラスで使う方針でやっています。初ビジネスクラスは2002年ロサンゼルス行き。ポイントサイトの活用は2016年春からで、まだまだ初心者です。いろいろ教えてください。

SPGアメックス更新時にもらえる「無料宿泊特典」のホテル選び・東京編

SPGアメックスに入会し、2年目を迎えています。
4月に初めて無料宿泊特典を頂いたのですが、使わないまま半年たってしまいました。
期限を確認すると来年4月までです。

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INDEX

使いどころが難しい!ゴールドエリート資格での無料宿泊特典

宿泊コストをヒルトンと比較

SPGアメックスの年会費は31,000円+税=33,480円です。
カードの特典はこの無料宿泊だけではありませんが、心理的には年会費相当、またはそれ以上のパフォーマンスを出したいところです。

しかしこの特典で提供される宿泊プランはスタンダードな部屋で、基本的には朝食は付きませんし、ラウンジアクセスもありません。素泊まりで33,480円って庶民の私には相当な金額です。

私が普段愛用しているヒルトンは、そろそろ出そうな半額セールなどは数千円~1万円台で利用できます。
逆にホテル価格がとても高い繁忙期などでも、ポイントを使って最高でもこの値段、という使い方ができます。
ポイントは年に何度かある、100%ボーナスセール、もしくは50%オフセールで購入するとどちらも単価は同じで、為替の影響もありますが、だいたい0.55円くらい。
(※実際は宿泊で自然に貯まるポイントもありますので、単価はもっと下がりますが、MAXの単価としては0.55円となります。)

このポイントを使ってホテルで最も安いお部屋に宿泊する、「Standard Room Reward」の例は以下の通りです。これまで使ってきて、繁忙期もそうでない場合も、空室さえあればポイント数はほとんど変わりません。

Standard Room Reward (ポイント取得単価0.55円にて計算)

ホテル名 必要ポイント 円換算
ヒルトン福岡シーホーク 50,000ポイント 27,500円
ヒルトン名古屋 50,000ポイント 27,500円
ヒルトン大阪 70,000ポイント 38,500円
コンラッド大阪 80,000ポイント 44,000円
ヒルトン東京 60,000ポイント 33,000円
ヒルトン東京お台場 60,000ポイント 33,000円
コンラッド東京 95,000ポイント 52,250円
ヒルトン沖縄北谷リゾート 66,000ポイント 36,300円

ヒルトンではゴールド会員でも朝食は2名分つきますので、これはスタンダードルーム+朝食のお値段になります。
SPGアメックスの年会費とあまり変わらないことにお気づきでしょうか。しかし更新時のマリオットの宿泊特典は朝食が付帯するのはプラチナ会員以上で、ゴールド会員では素泊まりになります。

クラブラウンジやエグゼクティブラウンジの重要性

私のマリオット(=スターウッド)の会員資格は、SPGアメックスカード保有によるゴールドエリートです。

この7月まではマリオットに宿泊すれば、マリオットのゴールド会員(SPGとのステータスリンク)で、朝食とラウンジアクセスが付きました。
これはカード保有の動機になった特典のひとつです。

旅への期待の中でホテルの占める割合は比較的大きく、寝るだけでいい、と考えることはあまりありません。
ホテルの中で、お部屋以外に居場所があるのがエグゼクティブラウンジやクラブラウンジの存在です。
ここ数年でヒルトン系列ではラウンジアクセスがつかない宿泊となったのはお台場だけですが、外を散歩して帰ってちょっとお茶したい、という場合に、カフェを探すのに案外苦労しました。
そして、居心地の良い接客、という意味ではヒルトンは外れがあまりないのですが、これはスタッフさんと積極的にかかわることのできるエグゼクティブラウンジだからこそかもしれません。
ダイヤから陥落してゴールドになりましたが、いつもどうにかしてラウンジアクセスができないか無い知恵を絞っております(笑)
アップグレードに渋いお台場のヒルトンは本当にまるまる1日夜まで東京で過ごすときに泊まるところ、と割り切りました(;'∀')

ラウンジの魅力を積極的に啓蒙しているせいか、東京に行ったらいとこと一緒に泊るのが恒例になってきて、お酒大好きなおねえちゃんの為にクラブルーム予約が必須です。

去年はいとこのおねえちゃんと↓
www.lucamileagelife.net
このときはまだマリオットがゴールドでもラウンジアクセス+朝食があり、しかも一休のダイヤモンド特典と併用できたのです。

今年はいとこのおねえちゃん、旦那さんも↓
www.lucamileagelife.net
ヒルトン東京で一緒に楽しみました。

SPG→マリオットの無料宿泊特典は基本スタンダードルームで、以前可能だったポイントによるアップグレードが、新しいシステムでできるかどうかは今だ判明していません。

オペレータの方には「一か月くらいしてもう一度電話をしてみてください。」と言われました。

朝食も別途負担になるので、だいたい一人3000円くらい。無料ならまあいいかと思えても、支払いをするとなると、
「本当に美味しい朝食なんだろうか?」
「価格に見合うものなんだろうか?」
といろいろ悩んでしまいます。
(外で食べるという選択肢は基本無し、ホテルの朝食は重要です。)

マリオット・SPGの統合での影響

マリオットとSPGが統合したので、単純に選択できるホテルは増えました。これはとっても良いこと!
素泊まりだからといって無料宿泊特典を流してしまうのはさすがにもったいなく、


SPGアメックスホルダーとして、無料宿泊特典をどう利用したらいいのか、検証してみました。

実は東京とニューヨーク、どちらも検討したのですが、今回は東京編です。

結論からいうと、今年の無料宿泊は東京で利用することに決めました。

たちまち直近の秋の旅行予定のうち、羽田に21時台に帰ってくる海外旅行の後泊に使うことにしました。
先のばしにして、使い道に困ったらいけないので、先に使ってしまおうと思った次第。
もともと帰国時は宿泊費用が高い時期なので、ヒルトンのポイントで予約していました。こちらはすぐにキャンセルしようかと思ったのですが、気が変わったらいけないので念のためホールドしたままです。

2018年版・SPG 無料宿泊特典・ホテル選びのポイント

SPGアメックスの継続特典である、無料宿泊特典についての公式の定義は以下のとおりです。

世界各地のホテルで無料の滞在が楽しめる[ご継続ボーナス:無料宿泊特典]カードをご継続いただく度に、世界各地のSPGおよびマリオット リワード参加ホテル(交換レート1泊50,000ポイントまで)でご利用いただける一泊一室(2名様まで)の無料宿泊 特典をプレゼントいたします。祝日や大規模なイベント開催期間中でも、スタンダード ルームに空室がある限り、「無料宿泊特典」をご利用いただけます。

※「無料宿泊特典」は、1泊のみご利用いただけます。50,000ポイントを分割してのご利用 は承れません。
※「無料宿泊特典」には利用条件がございますので、詳細はspg.com/jp よりご確認ください。

価格帯

現在のお台場のヒルトンの予約は、ポイント利用で6万ポイントです。
自然に貯まるポイント以外にバイポイントもしているので購入単価はセール時期で0.55円。つまり、セールで購入したポイントで泊まるとしたら、実質負担は3.3万円となります。
うん?SPGアメックスの年会費と同等ですね(笑)

SPG・マリオットの東京のホテルでの選択肢は以下のとおり。統合によって選択できるホテルは増えました。

以下のリストは私が予約を取ろうとしている今年の秋の某土曜日の空室状況です。

ホテル名 カテゴリ 必要ポイント 宿泊料金 無料宿泊特典での選択 予約状況
ザ・リッツ・カールトン東京 7     × 満室
ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町ラグジュアリーコレクションホテル 7     × 満室
ザ・プリンスさくらタワー東京オートグラフコレクション 6 50000 41800円 空室有
東京マリオットホテル 6 50000 29640円 空室有
ウエスティンホテル東京 6     満室
シェラトン都ホテル東京 6 50000 20995円 空室有
コートヤード・マリオット銀座東武ホテル 5     満室
コートヤード・バイ・マリオット東京ステーション 5 35000 22800円 空室有
モクシー東京錦糸町 5 35000 14535円 空室有

こんな感じで、カテゴリー7は無料宿泊ではポイント数が足りず対象外(そのうえ既に満室)。
せっかく50000ポイントのホテルに泊まることができる権利を35000ポイント、宿泊費3万円以下のホテルで使うのはもったいないので、価格でいうと自然にザ・プリンスさくらタワー東京になりそうです。

www.princehotels.co.jp


必要5万ポイント(カテゴリー6ホテル)でいえば、ウエスティンは既に満室、シェラトンは少し遠いし、泊ろうと思えば素泊まりなら2万円台、東京マリオットは昨年泊まりましたが部屋はいまひとつで立地も微妙でした。

立地

帰国便が夜遅いうえに、到着便が多い時間帯なので、遅延などがあると夜も更けてしまい、移動手段の選択肢が限られてきます。
実際昨年は遅延もあり、空港周りが混雑していたのでUBER到着も見込みが遅く、結局リムジンバスの最終で新宿のヒルトンへ。ホテル着は0時を過ぎました。
今年はもともとお台場のヒルトンを予約していましたが、直行のリムジンバスについては、
www.limousinebus.co.jp
16:05発の次の便が23:05発です。
ちょうどいい時間にバスがあれば、お台場までは20分ちょっとで最強なんですけどね。

その他の移動手段はタクシーかUBER、安く済ませようとすると天王洲アイルからりんかい線に乗って東京テレポート駅で降り、そこからタクシー(いるかどうか?)です。
ヒルトン東京お台場は、ゆりかもめの台場駅だと目の前ですが、りんかい線の駅からは1kmくらいあるのです。
去年の羽田到着時のタクシーのカオス状態を考えるとりんかい線ですが、遅い時間に駅近くでタクシーが拾えるかな、と心配していたところでした。

ザ・プリンスさくらタワー東京は品川駅から徒歩数分、荷物があって上り坂だとタクシーを使うかもしれませんが距離がないので費用はそれほどかからなそうです。
リムジンバスは羽田空港発は良い時間は無し。羽田空港発の最終便は14:00です(笑)
www.limousinebus.co.jp

しかし品川駅は羽田空港から京急で16分程度で行ける駅です。
本数もそれなりにあるでしょうし、羽田空港国際線の到着ロビーにあるABCから自宅宛てにスーツケースを配送手続きしたら、そのまま京急線に乗ってホテルへ向かえそうです。立地の上では申し分ありません。翌朝だと羽田へ向けてのリムジンバスもホテル玄関前から乗ることができます。

食事

今回、朝食がどんなものかあまり情報が無かったので、場合によってはシャトルバスでマリオットに移動してマリオットで朝ごはんもいいなと思いました。
それくらい、昨年泊まった時のマリオットの朝ごはんは素晴らしく、美味しかったです。
www.tokyo-marriott.com

ザ・プリンスさくらタワー東京で朝食をとる場合は、「なだ万」の和朝食で。一人3740円ですが、SPGアメックス提示で15%割引はきくそうです。
www.princehotels.co.jp

設備

翌日は午後早めの便で帰りますし、国際線ファーストクラスからの乗り継ぎ便になり、国内線ファーストクラスラウンジも使えます。
なのでホテルのエグゼクティブラウンジが使えなくても不満は特にないのですが、唯一、いいなと思ったのはザ・プリンスさくらタワー東京の地下にあるブロアバスとフィットネスです。
www2.princehotels.co.jp

海外のシャワーだけのホテルで過ごした後の日本のホテル、昨年もヒルトンの洗い場付きのお部屋のお風呂にものすごく癒されましたが、さくらタワーの大きなお風呂に入るのはすごく楽しみ!
スタンダードなお部屋にもブロアバスがあるみたいです。

客室

今回、東京マリオットを選ばなかった理由のひとつが、昨年泊まった時に感じた、お部屋と廊下が狭いなということです。
高層階のコーナールームとデラックスルームの2部屋使いましたが、それでもあまり広さを感じなかったので、ザ・プリンスさくらタワー東京のスタンダードな部屋でも46㎡というのがちょっと期待しちゃいます。

今後はもうマリオットからは予約しない?プリンスポイントの存在

他の方のブログで最近よく拝見するプリンスポイント、私も例にもれず、絶賛貯めているところです。
こちらのほうがコストが安くプリンスに宿泊できるため、今後、無料宿泊特典でわざわざプリンスホテルを選ぶことはおそらくないのではないでしょうか。

https://club.seibugroup.jp/item/common_destination_control.jsp


以上のことから、無料宿泊特典がSPGアメックスの継続動機になるかは、東京のホテルでは×です。
他の都市での利用機会、そして無料宿泊特典以外のSPGアメックスの魅力についてもっと検証が必要だなと思いました。