ヒルトンの限定ポイントセールが始まりました。
ヒルトンのポイントって、ほんとにお得なの?と疑っているアナタに向けて、実際に管理人が過去どういう場面でポイント泊を発動したか、失敗例もふくめ、ご紹介していこうと思います。
INDEX
- 最新のヒルトン・ポイントセールの概要と注意点
- 1ポイントの価値
- ポイント泊ってお得なの?
- ポイントの期限
- ポイントの貯め方
- ポイントの使い方
- どんな時につかうべき?
- キャンペーンがあるときは特に使い方に注意する
- どんな滞在をしたいか想像力を膨らませる
最新のヒルトン・ポイントセールの概要と注意点
現在ヒルトンでは今年3回目になるポイント購入の100%ボーナスキャンペーン実施中です。
期間は7月4日までと短く、販売数も限定ですので、まずはこの情報から。
今回のセール内容
キャンペーン期間:2019年7月4日まで(米国時間)
販売内容:
・40000ポイント購入に対し、100%ボーナス(=80000ポイントになる)$400
・80000ポイント購入に対し、100%ボーナス(=160000ポイントになる)$800
販売数:7000セット限定
(昨年9月にも同様のキャンペーンがありましたが、3500セット限定でした)
販売サイト
http://thepointsguy.com/hiltonbuypoints
この100%ボーナスは購入キャンペーンとしては最安です。
しかし通常のセールでは好きなポイント数で購入できるのに対し、今回は上記2通りの販売形態のみとなります。
また、ヒルトンでのポイント購入の年間上限は80000ポイントなので、単価は同じでも半額セールでは80000ポイントしか購入できないのに対し、今回のようなボーナスが付くセールでは80000ポイント購入で160000ポイント受け取れます。
つまり、ポイントを購入することを決めているなら、優先順位はナンバー1のセールになります。
一方で、ポイントを買ってまでポイント宿泊を推奨するかというと実はそうでもありません。
ポイント無料宿泊は有償の通常宿泊に比べて毎回必ずお得とは言えないので、使う機会があるかどうか充分に考えて、購入すべきかどうか決定することをお勧めします。
目安としては昨年使った分を補充するくらいでしょうか。
どういう機会に利用したらポイント価値を最大限にできるか、このあとご紹介いたします。
ヒルトン・オナーズの会員でない人はポイントはたまりません。
まずはアカウント作成からですね。
hiltonhonors3.hilton.com
1ポイントの価値
公式サイトでポイントを買うときの単価ですが8万ポイントの例でいえば、
80000ポイント=$800 これは固定です。
今回のような100%ボーナスセールで買うと実質160000ポイントが$800になりますが、日本のクレジットカードで購入するとさらに為替レートにより変動します。自分が買った決済価格を160000ポイントで割れば1ポイントの価値がでます。
現在は円高気味なので、これを日本円で換算するには為替レートに左右されます。
わたしの場合はあえてレートの悪いSPGアメックスで決済しているので、クレジットカードの手数料を2%程度加味すると、1ポイントは0.55円程度です。
今回は400ドル=80000ポイント買い足しました。
もともと持っていたのが18万ポイント程度なので、買わなくてもいいかな?と考え中でしたが、コンラッドや福岡の土曜などはポイント泊が断然安上がりなので保険代わりにホールドです。
ヒルトンのポイントは、無料宿泊に利用できます。
必要ポイントはホテルによって違いますが、1ポイント=0.55円でセールで買ったとすると、以下のような計算になります。
なお、同様の計算は昨年9月にもやりましたが、コンラッド大阪は現在8万ポイントから9.5万ポイントに必要ポイントが値上がりしています。
Standard Room Reward (ポイント取得単価0.5円にて計算)
ホテル名 | 必要ポイント | 円換算 |
---|---|---|
ヒルトン福岡シーホーク | 50,000ポイント | 27,500円 |
ヒルトン名古屋 | 50,000ポイント | 27,500円 |
ヒルトン大阪 | 70,000ポイント | 38,500円 |
コンラッド大阪 | 95,000ポイント | 52,250円 |
ヒルトン東京 | 60,000ポイント | 33,000円 |
ヒルトン東京お台場 | 60,000ポイント | 33000円 |
コンラッド東京 | 95,000ポイント | 52,250円 |
ヒルトン沖縄北谷リゾート | 80,000ポイント | 44,000円 |
ポイント泊ってお得なの?
ヒルトンによく泊まっている人ならわかると思いますが、ポイント泊は有償の宿泊より高いか安いか、結構悩む、いい線いってます。
わたしが感じているのは、土曜日は基本、どこのヒルトンも有償宿泊は高いため、ポイントが有利。
逆に日曜泊や平日泊はポイントを使うべきじゃないお値段の日が多いということです。
検索した値段は税抜きなので、国内のヒルトンの場合は、必ず税金とサービス料を足して計算します。
ポイント泊は何も追加料金はありません。ヒルトンはサービス料が13%、コンラッドは15%、消費税もかかるので、有償宿泊がみかけより高くなります。
ポイントの期限
比較していつも有償のほうが安いかも?今回は使うまい、と思っても、ポイントには期限があります。
しかし簡単にのばす方法があります。
家族や友人にアカウントを作ってもらい、そこにトランスファーします。口座に動きがあれば期限は延長できるのでこれで解決。しばらくしてまた口座に戻せばいいだけです。
ポイントの貯め方
宿泊で貯めるときの計算
ヒルトン利用時のポイントのルールは以下のようになっています。
・基本のベースポイント・・・1ドル支払いに対し10ポイント
・ボーナスポイント・・・・・会員ランクによってベースポイントにプラスしたポイント
・各種キャンペーンのポイント・・・ダブルやトリプルポイント、アンリミテッドのような宿泊ごとに2000ポイントなど
とりあえず、各種キャンペーンが無い場合の会員資格別のポイント付与率は以下の通り。
↓
会員資格 | 1ドルで貯まるポイント |
---|---|
メンバー | 10ポイント |
シルバー | 12ポイント |
ゴールド | 18ポイント |
ダイヤモンド | 20ポイント |
ポイントは支払い10ドルに対し1ポイントですが、日本ではドル円レートがあって計算しづらいです。
ベースポイントをここ半年の支払い額に対して換算したところ、7.2~7.6%程度でした。
それに加え、エリート特典のボーナスが付くので、ダイヤだったら2倍の15%、しかしこの15%ポイントは1ポイント=0.5円程度なので、通常の宿泊では7.5%キャッシュバックとなります。
これにキャンペーンのポイントやダブル・トリプルキャンペーンもあるので、有償宿泊ではざっくり10%程度は割引があると考えています。
実際に実例を挙げると、
コンラッド東京泊のとき
・支払額:40,082円
・ベースポイント:2910(7.26%)
・ボーナスポイント(ダイヤモンド100%):2910
・ダイヤモンドMY WAYボーナス:1000
・2019ポイントアンリミテッド:2000
合計 8820ポイント(ポイント付与率22%→支払い額換算では10%程度キャッシュバック相当)
ヒルトン福岡シーホークのとき
・支払い額:19,770円
・ベースポイント:1463(7.4%)
・ボーナスポイント(ダイヤモンド100%):1463
・ダイヤモンドMY WAYボーナス:1000
・2019ポイントアンリミテッド:2000
合計 5926ポイント(ポイント付与率30%→支払い額換算では15%程度キャッシュバック相当)
ダブルツリー沖縄北谷のとき
・支払い額:15,072円
・ベースポイント:1393(9.24%)
・ボーナスポイント(ダイヤモンド100%):1393
・ダイヤモンドMY WAYボーナス:1000
・2019ポイントアンリミテッド:2000
合計 5786ポイント(ポイント付与率38.4%→支払い額換算では19%程度キャッシュバック相当)
ベースポイントの計算は謎でお台場に泊まった時はベースポイントが支払い額にたいし、15%近くついていました。
当然、ボーナスポイントも同額付与なので25%キャッシュバック相当のポイントが付与されました。
逆に少ない場合もありますが、ダブル・トリプルのキャンペーンもしょっちゅうやっていますので、今年の私の宿泊に関してはキャッシュバック相当として計算すると、最低でも8%、最高は300%(笑)、上半期トータルでいえば19%バックです。結構大きいですね!
セールで買うときは値段に注意する
買った単価は重要です。
自然に貯まるポイントも、もとはと言えば自分の財布から出したお金に対するキャッシュバック。つまり事前払いです。
1ポイント=0.5~0.55円という値段で常にポイント計算するようにしておくと、比較しやすいかと思います。
持っている人からもらう
ポイントの移動は簡単なので、海外ホテルの連泊などでたくさんポイントが欲しい場合は、家族アカウントなどでセールを利用すると上限を突破できます。
ポイントの使い方
スタンダードポイント予約とプレミアムポイント予約
ポイントは最安ルームのスタンダードポイント予約のほかに、プレミアムルームで使うこともできますが、必要ポイントが半端なく多いので、プレミアムルームの場合は有償で予約したほうが安くなると思います。
もしくはスタンダードポイント予約で、有償でアップグレード交渉するかでしょうか。
ポイント無料宿泊はキャンセル可能
ポイント予約の一番のメリットは、キャンセルができるということ。
宿泊日が決まったらまずポイントで予約を入れる、これが原則です。
フレキシブルレートもキャンセル可能ですが、ホテルにより、キャンセル不可日を設けていることがあります。
また、ポイント予約は予約が混んでくると予約不可になってしまいますので先手必勝です。
例えばここ毎年ですが、4月中旬の土曜日、東京はものすごくホテル不足の日で、今年1月時点でポイント予約が不可でした。私は4月の予約を前年9月ごろ入れています。
ここ重要!あなたの会員資格は?
ポイントを使うのはマリオットでもそうですが、実は結構難しいのです。
スタンダードポイント予約の基本は最安の部屋なので、いつも良い部屋に泊まりたい人はポイントを使う機会を逸してしまいます。私も身分不相応にも、できればクラブレベルの部屋に泊まりたいので、ゴールド会員にとどまっている間はなかなか利用機会がありませんでした。どんな部屋に泊まってもラウンジアクセスがあり、お部屋のランクアップも優先度が上がるダイヤモンド会員になってからは利用機会がちょくちょくあります。
・有償宿泊と必ず比較
ポイント泊を使う基準は
「ポイントを買ったときのポイント単価×必要ポイント数」
と
「一番お安い部屋の有償価格(HPCJがある人は25%オフなので×0.75)×1.13(サービス料13%・コンラッドは15%なので×1.15)×1.08(消費税8%・秋からは10%?)
この二つを比較します。
ヒルトンは日々価格が変わるので、泊まる日まで日々チェックし続けます。
コンラッドはあまり変動がないので、週1くらいのチェックでOK(笑)
もちろんキャンペーンがあれば即変更です。
ポイント泊もフレキシブルレートも基本はキャンセルできる予約なので(日によっては例外有り)、いったん予約をどちらかに入れて、変化があれば安いほうに切り替えます。
実例を挙げると、
・検索日:2019年1月下旬
・宿泊日:2019年3月某日(土曜日)
・お部屋タイプ:最安ルーム
・宿泊人数:2名
・料金プラン:最安は25%オフメンバーセールとポイント泊の換算料金(単価0.55円)での比較
ホテル名 | 宿泊料金 | 税・サ込 | 必要ポイント数 | ポイント価格 |
---|---|---|---|---|
コンラッド東京 | 51,750円 | 63,556円 | 95,000ポイント | 52,250円 |
ヒルトン東京 | 25,500円 | 31,320円 | 60,000ポイント | 33,000円 |
ヒルトン東京お台場 | 22,800円 | 28,025円 | 60,000ポイント | 33,000円 |
この日の選択肢としては、コンラッドならポイント泊、新宿とお台場の場合は有償宿泊が選択肢と言えます。
ほぼ同じ条件で続けての日曜泊で検索したメモが以下
ホテル名 | 宿泊料金 | 税・サ込 | 必要ポイント数 | ポイント価格 |
---|---|---|---|---|
コンラッド東京 | 36,300円 | 44,701円 | 95,000ポイント | 52,250円 |
ヒルトン東京 | 25,500円 | 31,320円 | 60,000ポイント | 33,000円 |
ヒルトン東京お台場 | 14,700円 | 18,140円 | 60,000ポイント | 33,000円 |
日曜となると、お台場の安さが際立ちます(笑)また、コンラッドでもポイントを使う必要はなさそうです。
有償の場合は支払いに応じてポイントも付きます。それも細かく計算すると、同じくらいなら有償で泊ったほうがいいなという感じでしょうか。
どんな時につかうべき?
自分の予定がたてにくいときの仮予約に使う
とりあえずの仮押さえに、ポイントを使って予約をいれておくと、あとで値段を見ながらいつでも有償予約に切り替えられます。
ポイントはすべてキャンセル時に戻ってきます。まずは最安の部屋をポイントでおさえる、という感じで。
宿泊費の高いコンラッドで使う
5万円程度でコンラッドに泊まることができるのは非常にコスパが高いです。
実は3人予約でもポイント数は同じ。(ただし、3人の場合は差額が別途必要で、ホテルによって異なります)
宿泊費が高騰する日に使う
連休や土曜日などをポイント泊にすると、往々にして有償予約より安上がりです。
連泊で高い日だけをポイント泊にするなども有効。
・宿泊費の高い海外(ニューヨークとか、ロンドンとか)で使う
ニューヨークに限って言えば、ポイント泊は宿泊費の節約に非常に有効です。
ただし、スタンダードポイント泊では部屋の眺望がみこめなかったりするので、滞在が快適になるかどうかは悩みどころです。
日本国内のヒルトンホテルはほぼエリート会員向けのアップグレード特典を掲げていますが、ニューヨークの4つ星・3つ星のヒルトングループのホテルは、ヒルトンブランド以外はアップグレードが最初から特典としてないホテルも多く、ポイント予約を選んでしまうと思うようなホテルステイが楽しめない可能性も。
キャンペーンがあるときは特に使い方に注意する
年に1~2回ある、大型セール(50%オフのフラッシュセール)などは、キャンセル不可ですが非常に値段が安く、むこう半年くらいの予約がとれたりします。そうなるとポイントが余り気味になってしまいます。
どんな滞在をしたいか想像力を膨らませる
ヒルトンのホテルで、どういう使い方をするかでポイント宿泊をえらぶべきかどうか変わってくると思います。
お仕事で、または用事で泊る場合は、夜、寝るだけのためならコンラッドなどを選ぶともったいないですし、逆にホテルステイをしっかり楽しみたいなら、ラウンジも含めて、プレミアムルームを直接予約したいところ。
ダイヤモンド会員ならポイント予約でもラウンジアクセスがあるため、ポイントを使い甲斐のある年になります。
我が家の場合、今年はコンラッドに3回宿泊し、うち1回は50%セール、2回はポイント予約とポイント予約+有償予約の連泊でした。
また、野球があって価格が高騰する福岡滞在にも利用しました。
スタンダードポイント予約の欠点の部屋ランクですが、エリート会員のアップグレード以外にもホテルとの直接交渉で有償のアップグレードと組み合わせると結構なんとかなります(;'∀')
皆様もヒルトン滞在を楽しんでいただけると幸いです!