ニューヨークに2018年1月に開業したばかりのヒルトンブランド、エンバシー・スイーツ・ニューヨーク・マンハッタンに2018年11月に宿泊しました。
眺望について先に記事にしましたが、今回はお部屋の内装や設備・機能についてです。
お泊りになる場合の参考になれば幸いです。
INDEX
ホテルの立地
今回泊まったホテル、正式名称はEmbassy Suites by Hilton New York - Midtown Manhattan
ホテルの公式サイトはこちらです。
embassysuites3.hilton.com
場所はここです。
メイシーズやペンステーションから徒歩すぐでとても便利な立地でした。
また5番街やセントラルパーク付近からのアクセスはバスも使えて
個人的にはニューヨークで泊まるホテルを選ぶとしたら、
東西は、東Madison ave.~西8ave.までの間
南北は、北59丁目~南は34丁目あたり
このエリアの範囲内が安全かつ便利で旅行には過ごしやすいかと思っているので、このホテルもヒルトンブランドの中で築浅、このエリアの中という条件で選びました。
お部屋の広さ
今回泊まったお部屋タイプは「キング・スタジオ・シティビュー」です。
30階で通りから裏向きではありますが、エンパイア・ステートビルがしっかり見える部屋でした。
www.lucamileagelife.net
フロア図はこちら、この3007号室になります。
フロア図を見る限り、部屋の広さはどの部屋もほぼ同じですね。
公式サイトによるとキング・スタジオは320sq.(スクエアフィート)になっておりました。
1スクエアフィート (sq. ft.) = 0.093㎡です。
換算するとだいたい30㎡弱なので決して狭くは無いのですが、前日のセントレジスが1000sq.、つまり90㎡超だったので比較でものすごく狭く感じました(笑)
お部屋の内装
部屋に入ってすぐに小さなリビングスペースがあります。ソファの背が間仕切りになっています。
そして寝室。ほぼベッドで歩くスペースも狭いです。
ヘタに区切られているせいで、荷物を広げるのもスーツケースひとつずつという感じです。
ワンルームタイプのほうが開放的だと思うのですが・・
ソファはベッドになりそうなのですが、どうしたらいいかよくわかりませんでした。
この背もたれが高すぎて窓からの光はリビング側には来ないため、昼も夜も同じような明るさのスペースです。
バスルームはトイレと一体。バスタブはなく、シャワーブースのみです。
洗面台周りは割と広くて昨年よりは良かったです。
収納
今回、ちょっと使いにくいと感じたのは全体的に収納が少なめなの事。
長期滞在ではちょっとどうかなと思いました。
クローゼット。これだけなので二人分冬の衣類のうちハンガーにかけられるものはいいのですが全部入りきれませんでした、
よく探すとベッド下に収納が。お布団などが入れてありましたが、片方を空にしてチェスト代わりに使いました。
スーツケースを入れるほどのクローゼットが無いため、ベッド横に。
冷蔵庫と電子レンジが収納してある棚。
物を置くとごちゃごちゃするので、冷蔵庫や電子レンジ庫内も食品の収納に使いました。
氷は各フロアすべてではなく飛び飛びくらいにアイスマシンが設置されていました。
アメニティ
日本ではビジネスクラス程度の品揃えですが、シャワージェル、シャンプー、コンディショナーなどはそろっています。
アメニティも昨年より多少充実していました。
昨年はシャワージェルがなく、石鹸のみだったので・・。
ブランドは同じ、ニュートロジーナです。
アメリカで人気があるのでしょうか、テレビCMも頻繁でした。
ただ、昨年は無くなっても補充がなかったり、ボディソープがなく固形だったりしたので、日本のヒルトンでおなじみのクラブツリー&イブリンのボディソープを少しもっていったのですが、1泊目のセントレジスで充分な量のバスアメニティを確保できたのでそれで1週間近く済ませることができました。
シャワーブースに置いてあるのはセントレジスのアメニティと日本から持参したファンケルのメイク落とし、洗願フォーム。
そして旅行に必須となった折り畳みの洗面器です。適当な乾燥場所がなかったのでニューヨークの無印でS字フックを買ってきていい感じになりました。
折りたたみの洗面器、こちらのシャワーはハンドルをぐるっと回してお湯が出るまでにしばし冷水が出るので、固定のシャワーからの水攻めを洗面器で回避できてわが家では必須アイテムになっています。
今回はホテルにランドリーがなかったので、ちょっとした洗濯にも使えて本当に便利です。
他にもフロントで頼んだらもらえるものもあるようです。
室内家電のいろいろ
iPhoneのスピーカー
日本のヒルトンには昔のiPhoneのドックがついた時計兼充電器がいまだにおいてあるところが多いのですが、さすがに新しいホテルなので、ライトニングケーブルが接続できる充電台です。
スピーカーにもなり、無料のWi-FiもあるのでAmazonミュージックをBGMに。
コンセントの他、USB口もありますね。
各種充電用のコンセント類
反対側の枕もとのナイトテーブル横にもコンセントがありました。
置いてある雑誌は観光客向けのものです。
ただあちこちにあると忘れやすいので気を付けてください。
コーヒーメーカー
部屋に湯沸かしポットは無いのですがコーヒーメーカーが使えたので、これでちょっとお湯を沸かしたり、もちろんコーヒーを飲んだりしていました。
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コーヒーは昨年のホテルはロビーにコーヒーメーカーが常備されていましたが、今年は食事するラウンジ階にあり、朝食や夜のカクテルタイム以外の時間帯でもコーヒーを取りに行ったりはできましたが、掃除した後であったり、遅い時間に行くと従業員の方がみんなで食事をしていたのでちょっと遠慮でした。でもスタッフさんはフレンドリーで嫌な顔はせず、どうぞうどうぞという感じでしたが・・。
電子レンジ
冷蔵庫とともに扉の中にレンジがあります。
これって大丈夫なんでしょうか?使う時うっかり扉を閉めてしまい、慌てて開けたら中が結露していました。
レンジじたいもかなり発熱し、使い終わってもなかなか冷めません。
そしてレンジの使用ワット数は700Wです。
日本のレンジはだいたい500Wで、わが家は600Wでも選択できるものですが、レンジで何分、というものは換算しなければなりません。
アメリカの電子レンジのメーカーはdanbyとか、東芝とかいろいろありますが機種によってはワット数を変更できたりしますが、これはGE製のビルトインタイプの簡易なもので、型番からネットで取説を調べて読んでみましたが変更はできない機種みたいでした。ポップコーンやドリンクの温めなどの専用ボタンは必要最小限であとはタイマーでセットするものです。このタイマーも慣れないと入力が難しいです。
最初使い方がまったくわからず、
(そもそも開けることができず)困りました。
右下のボタンがオープンボタンで、通常レンジで何分という場合はTIMERを押します。
カーソルが右にありますが気にせず5分なら500と入れると入ると思います。
私がレンジ用に持ち込んだのはスチームご飯メーカーです。
ご飯だけでなく、野菜を蒸したり、鶏肉を調理したりできるのでかさばりますが持っていきました。
結果は、2回ほどですが部屋で軽めにご飯が食べられて外食費も節約できたし、何よりヘビーなアメリカの食事から解放されほっとしました。
しかし調理にあたり足りないものも多く、へやで本格調理するにはちょっと向いていないホテルです。せいぜいホールフーズなどで買ったお惣菜などを温めたり、飲み物を温めたりする程度でしょうか。
理由は
・食器が無い
・カトラリーが無い
・ざる・ボウルが無い
・軽量カップが無い
・包丁・まな板が無い
・残飯の処理に困る
等。
こういうサバイバル状態で調理をするといざというとき何もない状態から工夫する力がつくかも、と思ってできるだけチャレンジするようにしていますが、実際やるとひとつひとつクリアするのが大変でした。
まず、食器類がないので、これはホテルの朝食や夕方のレセプションでto go用にプラスチック素材のお皿が用意されており、これをもらいました。
カトラリーは最低限のフォークとスプーン、お箸などは持参していましたが、ナイフは入国時に見つかったらいろいろと面倒なことになりそうでやめました。包丁はもちろんのことです。
切ったりするのはハサミを使用しました。
スチームした鶏肉を後で切り分けるレシピでしたが、先にハサミでカットし、骨部分などはナイロンにまとめていれたものをコーヒーカップに詰めて、食事会場のトラッシュボックスに捨てさせてもらいました。
ボウルはシリコンの柔らかくて折りたためるボウルを持参してました。
ざるがないのが意外に不便でした。お米を炊くとき水切りできないので計量が正確にならないし、野菜でサラダを作るとき水切りが難しいんです。
こんなことなら2合ずつパッキングされた無洗米が良かったかも。
計量カップですが米をたくときどうしても必要なため、ホールフーズでパイレックスの1カップを買いました。日本と規格が違うので結局は目分量ですが、べちゃべちゃになることもなく、固くて食べられないこともなくご飯が作れました。
アメリカではお米は比較的簡単に入手できます。
スシライスという名前で売っているのが一番日本のお米に近いです。
ミニ冷蔵庫
夫が初日にクアーズ12缶買いました(;'∀')
ニューヨークでビールってジュースより安いんですよね。夫のビールが12缶で12.99USDです。
私の買ったコールドプレスジュースは1本が6USDです。値段言ってません(笑)
ビールとセントレジスでもらって持ってきたお水2本に、お店で買い物した時にもらった小さいお水2本、エンバシー・スイーツでヒルトンのゴールド会員の特典でもらったお水も2本あり、すべて収納できました。
ドアポケットにもまだ入りそうだし、この後使いかけのお米や鶏肉も入れました。
冷凍庫が無いのがちょっと残念ですが、ホテルの冷蔵庫ならこんなものでしょうか。
(冷凍庫が無いので冷凍食品を食べるなら保存はできません)
テレビは2台!
いちおうスタジオタイプはソファベッドで間仕切りしてあって、狭いですがベッド側とリビング側に分かれています。
なのでどちらにもテレビあり。
好きな番組を喧嘩することなくみられたので便利でした。まぁ、選挙期間だったので、どっちもだいたい選挙番組を見てましたが(笑)
私は夜、ブログを書いたり、その他の仕事をPCですることが多いので、ベッド側と分離してあるデスクを主に使っていて、寝ている夫と照明も別でやりやすかったというのもあります。
ドライヤー
ドライヤーは結構パワフルでした。
アイロン
アイロンはクローゼットの中に設置されていたのですが、黒いので気づかず、フロントに頼んで持ってきてもらいました。
持ってきてもらったのに電源が入らず、不良品でした。しかしクローゼットの中に発見したので壊れたものもそのまま部屋に置いてチェックアウト。
このホテルはランドリールームがなかったので、バスルームで洗濯したものがなかなか乾かず、アイロンを使ったのです。
お部屋だけでの比較
立地やその他の条件は別として、部屋の機能性を考えると、昨年泊まったホームウッドスイーツのシティビューのスタジオタイプが使いやすく居心地が良かったなと思いました。
フルキッチンで食器や器具がそろっていることや、冷凍庫もあるフルサイズ冷蔵庫も良かったです。
テーブルも大きなものがありました。
今回は冷蔵庫と電子レンジという最低限の設備はあるものの、やはり部屋で食事をするには限界があり、かといって毎日外食するのも胃にもお財布にもヘビーだなと思うので、わが家の旅行スタイルで考えれば連泊の1都市滞在ならキッチンは外せないなという結論に至りました。
レンジも温め程度しか使えないなと思って一度ホールフーズのデリを持ち帰りしてみましたが、やはり作り置きのデリはホールフーズといえど、イマイチなんですよね。
※量り売りのデリ。好きなだけ詰めて、重さで支払い。そんなに安くない割に美味しくない・・。
ブライアント公園前にホールフーズができていたのでこのホテルからは近くて便利でしたが、味や品揃えはコロンバスサークルの店とは全然違って今一つでした。
部屋での食事(=調理)を想定して事前に最低限のものは準備していきましたが、やはり荷物が増えます。
食事を作らない場合でもちょっとした食器やカトラリー、キッチンばさみやキッチンペーパーなどが備え付けられていた昨年のホテルがいいなーと話していました。
お部屋以外のホテルの設備や朝食などはまた次回に続きます・・。