海外旅行中、渡航を知らない友人から電話がかかったり、仕事関係の電話をどうしても受けなければならないとき、日本のキャリアのままだと通話料金が結構高くて大変ですよね。
先日も記事にしましたが、レンタル携帯にしても現地SIMを入れ替えるにしても、旅行先で現地のキャリアに合わせたプランにする場合、日本の番号からの転送設定が必要です。
いつもどうだったっけ?と迷って四苦八苦するので、自分用の備忘録の記事です。
INDEX
日本の電話をそのまま使う場合の注意点
いや、そんなの面倒だからそのまま日本の携帯を使えばいいじゃん。
というあなた。
もちろんいいですよ。うちの父もしょっちゅうそうしてました。
そして数日間の遠征で日本、そして現地の関係者と連絡を普通に携帯で取り合い、数万円とかの通話料を払っていました(笑)
私が音声通話に使っているドコモの例ですが、
そのまま使う場合の確認事項を書きます。
あくまでも音声通話についての内容です。
契約の確認
www.nttdocomo.co.jp
my docomoなどで自分がWORLD WINGに申し込みしているかチェックです。
自分の機種が使えるかどうかのチェック
上記のリンクから続いて自分の端末が対象国で対応しているかチェックします。我が家の場合は私のSH-02L(ガラケー)は対象、夫のカードケータイKY-01Lは対象外で、実際に現地で電源を入れても圏外となりました。私のほうは最初圏外だったのですが、気が付いたらAt&Tのマークが出ていました。
料金の確認
その他の国、というのはあまりないケースでしょうが、一番可能性があるのが旅行に行っていることを知らない知人が何の気なしにかけてくる、という部分。
着信だけで1分175円です。
私は旅行に行くときは誰かに仕事を頼んでいくしかなく、作業内容について問い合わせが来たら対応しなければなりません。
現地の携帯プランの選び方
ニューヨークで使えるSIMですが、現地についてから携帯ショップでプリペイド携帯を契約する方法や自販機で買う方法、BestBuyなどの家電店で買う方法などがありますが、貴重な旅行の時間を割いてしまうだけでなく、現地で買ったからといって安いわけではありません。
事前にAmazonなどで購入していくことをおすすめします。
私が今まで使った端末に直接入れて使うタイプのSIMは以下
ZIP SIM(旧名称 READY SIM )
〇米国内発着信:無料
〇米国内SMS・国際SMS:無料
〇テザリング:可能
〇利用周波数帯:T-mobile US
×出発前のアクティベーションと電話番号通知:不可
こちらのSIMは家族との連絡用に用意したもので日本からの転送を想定しておらず、米国内だけに限定されている契約のもののようです。
Lycamobile(4GB(超えたら低速無制限)・30日間・アメリカ用プリペイドSIM)
〇米国内発着信:無料
〇米国内SMS:無料
〇日本宛国定電話通話:無料
〇テザリング:可能
〇利用周波数帯:T-mobile US
×日本宛の携帯電話への通話:契約外につき不可
×出発前のアクティベーションと電話番号通知:△
(オンラインで事前に可能とのことでしたが、1度目は現地で行って半日以上通知に時間を要し、2度目も事前にオンラインでやってみましたがメールが来ないため結局現地で確認でした。通知は結局来なかったので電話番号を確認するために夫婦で電話しあうことに)
日本の固定電話へは無料でかけられるので便利ですが、日本宛の携帯電話は無料の対象外で、日本のフリーダイヤルには仕組み上通話不可です。
携帯にもかけられるクレジットが2.5ドルついているとのことでしたが私が購入したものはクレジット0となっていました。
MOST SIM - AT&T アメリカ SIMカード(10日間・通話通信無制限)
〇米国内発着信:無料
〇米国内SMS:無料
〇データ通信:無制限無料
〇日本からの着信:無料
×ルータなどの通信端末への装着:不可
×アメリカ以外へ通話発信:不可
×テザリング:不可
〇利用周波数帯:AT&T
〇出発前のアクティベーションと電話番号通知:〇
国際通話発信はできませんが、着信はできるため、日本で利用している携帯電話からの転送先として利用。
事前にアクティベーションで番号がわかったので成田でゆっくり転送手続きができました。
かかってきたらLINEなどで連絡とったり、最悪ガラケーに電話入れてかければいいかなと思いました。
装着したのは日本で普段データ通信専用に使っているiPhone7です。
ドコモの携帯から米国で使う番号へ着信を転送する手続き
やっと本題です。
自分でも情報が交錯しており、混乱したのでいったん整理した次第です(;'∀')
結論からいうと、今回、私のMOST SIMは日本で先にアクティベーションし電話番号もわかったので出発時、空港で転送設定して機内に乗り込むことができました。
これが一番楽な手続きです。
苦労したのは夫のlycamobileが、事前にできるはずなのにエラーになって番号通知が来なかったことです。
lycamobileは事前にオンラインでアクティベーションが可能なので、30
日と利用期間も長いですし、さっさとやればよかったのですが・・
ネットでアクティベーションをやりなおそうとすると、すでにアクティベーションはできていると表示されるので、現地について電源を入れたらたぶん使えるんだろうなと予想しましたが、現地からの転送設定は思いのほか難しかったです。
出発前にできるケース(電話番号が事前にわかる)
まずは以下の点を確認です。
・国際電話が利用できる携帯か
・転送でんわサービス申し込みをしているか
・国際転送サービスを申し込んでいるか
これらがわからなければ、事前にドコモショップにいくか、151に電話して確認します。
地方からの乗り継ぎではバタバタしている場合もあるでしょうし、事前に上記は出発日以前に確認しておきます。
その後、操作と設定をします。
詳細はドコモのページを。
https://www.nttdocomo.co.jp/binary/pdf/support/trouble/manual/network/transfer.pdf
抜粋すると、
・159→1で遠隔操作設定(これは国内で自分の携帯でやるときはしなくていい?)
・1429(発信)→3→(ネットワーク暗証番号)
・転送先電話番号は頭に010-1-を付けて、そのあと、割り当てられた番号10桁を入れます。
この語、出発時、「1421」で発信し、転送スタートを行います。
帰国後は「1420」で転送解除、転送先の電話番号が次回変わるなら、そのときまた上からやればOKです。国際転送サービスの申し込みもそのままにしておけばいつでも使えます。
事前にアクティベーションできず、出国後に手続きする方法
私も今回苦労した出国後の手続きです。
あらかじめ、遠隔操作の設定(159→1)はしておきました。
夫のドコモで契約している携帯は海外に行くと発信できない端末でした。
なので、1429とかやろうとしてもできません。
(圏外になってしまいます)
結果、発信のできた私のドコモのガラケーから151にかけ、操作のレクチャーをしてもらいました。
ここまでの長い道のりを語りたいところですが、それは省略し、操作のみ記述します。
151はドコモのSIMを装着していれば海外からでも無料です。
なので、誰か一人でも同行者でドコモで発信できる携帯をもっていたら、一時的に借りてもOK!
その時点でわかりましたがいままで夫の携帯は現地で使うだけで転送手続きしていたのは私の携帯だけだったので国際転送サービスに申し込みしていませんでした。
これは今回151で電話にてやってもらいました。
あと、すでに使えるようになっているlycamobileのiPhoneからは日本へは固定電話にしか発信できません。
転送設定をする場合、最初の1429の発信は、
+81 90310 14290になります。
+を出す方法は0の長押しです。
あとの手順は出国前手続きとほぼ同じですが、転送スタートは
+81 90310 14210になります。
まとめ
海外から遠隔操作でドコモの転送でんわの番号などを登録する方法をまとめると、
・日本の固定電話にかけられる携帯から以下の番号に発信
+81 90310 14290
・転送元の電話番号をいれる
090-********
・ネットワーク暗証番号をいれる
〇〇〇〇(4桁)
・転送電話番号を入力するため、操作番号3を入力
・転送先(海外の番号)電話番号を入れる
010 1 *** *** ****
(*以下は市外局番から10桁)
到着してあれこれしていて寝不足で時差ボケがひどいので、事前に番号入手できるSIMを買って確実にやっちゃうほうが楽ですね。
毎回lycamobileには苦労しますが使い始めたらやっぱり日本にタダで電話できるのは助かるし、次回もたぶん使います。
大事なことが実は書いていない?転送には料金がかかる
今回転送手続きをドコモのサポートさんに助けてもらい、初めて知ったことがあります。
それは、転送に料金がかかること。
ホームページには月会費無料とだけ書いてあり、料金は探し出せませんでしたが、電話で聞いた内容を書くと、
日本時間平日8:00~19:00:30秒34円
その他の時間帯:30秒31円
上限:月に2万円
つまり、転送すると1分に直すと60円近くかかるので、レンタル携帯などでドコモとあまり料金が変わらない場合などは転送なんかしないほうがましなケースもあるかもしれません。
今回のように着信が無料な現地SIMなら安心というだけで長電話にはきをつけましょう(;'∀')