2023年秋に搭乗した、ニューヨークから羽田への帰国便。
前日、ロシア・カムチャッカ半島の火山が噴火したので、その噴煙を避けるということで出発遅延となった上に、飛行ルートがほぼ太平洋を南寄りに横断。
私にとって過去最長の16時間超えフライトになりました。
もちろん、ファーストクラスの食事をより堪能できたのは間違いありません。
INDEX
- 5時間近い出発遅延で空港に来るまでもいろいろあった
- ファーストクラスの場合、ラウンジ飯とアルコールは控えめに
- 木曜初の帰路、搭乗客が少なそうな曜日はねらい目
- ニューヨーク→羽田109便・ファーストクラスのお料理メニュー
- ニューヨーク→羽田109便・ファーストクラスのドリンクメニュー
- グループ1で搭乗後、30分で離陸、45分でメニューが配られる
- ニューヨーク発の和食は期待値を下回る
- 食事はいろいろアレンジ可能・食べたいものがあればリクエスト
- 到着したのに降りられない・ABCカウンターの締め切り迫る
- 夜遅い時のWi-Fiルータ返却で右往左往
- タクシーの列がカオスだった・ダメ元でUberを呼んでみたら・・
- メズム東京のホスピタリティに感謝
- まとめ
5時間近い出発遅延で空港に来るまでもいろいろあった
今回はもともと予約時17:55発→出発3か月前に14:05発に変更→当日18:50に変更と、なんて波乱万丈な便なんだと。
www.lucamileagelife.net
旅行のトラブルは後から良い思い出になることがほとんどですが、反省点としては航空関連のニュースをチェックし忘れていて、噴火のニュースは自分へのANAの時刻変更メールで知ったということですね。
少なくとも、自分の乗る予定そうな機材は予想できるわけで、フライトレーダーもあるのだから、先読みして行動しないと当日慌てるというのが教訓になりました。
ファーストクラスの場合、ラウンジ飯とアルコールは控えめに
JFKのターミナル7のラウンジにもいろいろ食事はあります。
しかし日本の空港と違い、早く空港にチェックインしてラウンジ飯を堪能し、時間をおいてお腹を明けてから搭乗、という作戦は使えません。
通常チェックインが3時間前からで今回は2時間半くらい前にカウンターオープンだったからです。
食べ過ぎると機内食が入らなくなる経験を何度かしているので、ここは我慢です。
ランチに食べた牡蠣とクラムチャウダーもまだまだ胃を制覇したままでした。
木曜初の帰路、搭乗客が少なそうな曜日はねらい目
友人が翌日、金曜のファーストクラスを利用したのですが、満席だったと。
私の乗った往路は金曜、復路は木曜発でしたが、往路は4人で、復路は5人の搭乗客でした。(定員8人)
これだと4人だったら2席利用でベッド別とかしてもらえますし、トイレも好きな時に行けて良かったです。
ニューヨーク→羽田109便・ファーストクラスのお料理メニュー
全日空109便、ファーストクラスの機内食メニューは年4回の更新で、私が搭乗した時期は秋なので、2023年9月~11月までのメニューになります。
PDFは以下↓
https://www.ana.co.jp/int/inflight/guide/pdf/202309/jfk_hnd_nh109_f_202309_m.pdf
ニューヨーク→羽田109便・ファーストクラスのドリンクメニュー
同様に、2023年9月~11月のドリンクのメニューです。
PDFページ↓
https://www.ana.co.jp/int/inflight/guide/pdf/202309/jfk_hnd_nh109_f_202309_d.pdf
グループ1で搭乗後、30分で離陸、45分でメニューが配られる
18時半ごろに搭乗が始まり、グループ1なのでプライオリティのすぐあとです。
機体が動き出したのは19時頃で、変更になった時間どおりに出発し、水平飛行に入ってしばらくして、19時45分ごろにメニューが配られました。
以前はもっと食事の時間は遅いなと思っていたのですが、たぶんファーストクラスの対応がビジネスクラスより早いのだと思われます。
ニューヨーク発の和食は期待値を下回る
今回は和食をチョイス。往路が洋食だったので帰りは和食にしようと決めていました。
アミューズは和洋共通のものです。クロスを引く前にまず提供されました。
・スモークサーモンの薔薇仕立て
・スモークダックの焼き洋梨巻き
・クランベリーチーズボール
・チーズペッパーバー
先付けと前菜は同時に提供されました。
先 附
ロブスターと刻み野菜の土佐酢あん
前 菜
・牛叩き ポン酢あん
・袱紗玉子
・烏賊明太ポテト焼き
・エリンギ佃煮
・蟹錦糸巻き
・チェリートマトワイン煮
お 椀
メロ酒塩焼きと冬瓜
なんか大雑把な印象のある切り方の野菜が気になりました。
お造り
・炙り鮪
・炙り帆立貝
・蛸
普通に美味しいと思いました。
そして次がメイン。ボリュームとしては洋食よりは控えめ。
温 物
鴨治部煮
小 鉢
チーズ豆腐
主 菜
鰆たまり醤油焼き [240 kcal]
御 飯
御飯 味噌汁 香の物
これはちょっとガッカリなメインのお魚。以前はもっと繊細なお料理が出ていたと思ったのですが、米国発の和食だからか?
食事はいろいろアレンジ可能・食べたいものがあればリクエスト
和食のデザートがあんみつだったんですが、洋食のほうのデザートが気になったので変更してもらいました。
バナナチョコレートムースをチョイス。
ちょっと大きすぎて食べきれるか心配でしたが、美味しくて完食。
その後、ひと眠りした後に、目が覚めてトイレに行ったら、(というか、トイレにいくたび)、CAさんが何か召し上がりますか?と聞いてくださるので、夜食を。
牛フィレステーキ 和風ソースを頼んでみました。ごはん少な目でオーダー。
お肉硬めでこれも今一つ。
2回目、着陸前の食事の時は、気になっていたキンメダイの磯海苔茶漬けをごはんの代わりにセットしてもらいました。
ボリュームを盛りすぎたかなと思ったけど、とにかく到着まで時間がいっぱいあるので、間隔をあけられて完食できました。
食後のコーヒーとチョコレートやマカロン等
お隣にいた方はヨーグルトやフルーツも食べられていましたが、私はここで満腹で打ち止め。
到着したのに降りられない・ABCカウンターの締め切り迫る
機内ではWi-Fiが使えたのでフライト情報を随時チェックしており、到着時刻がどんどん後ろ倒しになっていくのがわかりました。
最終的には深夜0時を過ぎて着陸です。
しかし、到着して、ドアオープンになってもおろしてもらえない事態になりました。
乗継のお客様を優先ということで、東南アジアに乗り継ぐ便の搭乗客を順番に降機させはじめ、一向におろしてもらえません。
私はスーツケースを第3ターミナルのABCカウンターにあずけたかったのですが、JALABCカウンターのオープン時間が午前1時までなので非常に焦りました。
もし荷物を送れなかったら、この荷物を持ってタクシー乗り場に並ばなければなりません。
(深夜で既に公共交通機関の移動は不可)
CAさんが、「せめてファーストのお客さまだけでも先に」と地上職員に連携してくれて、30分くらいしてなんとかおろしてもらえました。
しかし、、ANA便だけなら良かったのですが、少し前にJAL機が着陸しており、入国はパスポートの自動スキャンで簡単だったのですが、税関が列になっています。
税関のQRコードの準備をやっていなくて、並んでいる間に手続きをして、通貨して、ABCカウンターに閉店ギリギリに行けました!!
税関通過に必要なQRコードを作成して係員にみせたのが0:58なので本当にヤバかったです。
夜遅い時のWi-Fiルータ返却で右往左往
次はグローバルWi-Fiの返却ですが、これもいつも返すポストの場所に行くと、クローズしていてポストが見当たりません。
落ち着いて、時間帯別の返却場所を調べてみると、なんと最初に荷物を送りに立ち寄ったJALABCカウンターにポストがありました。
行ったり来たりで空港内で汗だくです。
途中、立替清算の用紙、遅延証明を配布しているテーブルに列ができていましたが、立替清算の用紙はまぁ、後からでもいいな、と思い、ここはパス。
タクシー乗り場に急ぎました。
タクシーの列がカオスだった・ダメ元でUberを呼んでみたら・・
手段がもうタクシーしかなく、ANAだけでなくJAL便も同時に到着したので、大急ぎでタクシー乗り場に行きましたが、もうすでにカオスな状態でした。
みた感じですが300人以上はいたのでは・・。
列の最後尾は折り返していて、蛇行してました。
しかし並んでいるときに気づいたのですが、タクシー乗り場のすぐ後ろに、Uberなどに乗車できる送迎用の乗降場所があります。
UBERも捕まらないだろうな、と思いつつ、タクシーが自分の番になるころには朝になるかもと、ダメ元でUberを呼んでみたら、なんと1分で到着。
ちょうど折り返してきた車を捕まえられたのだと思います。
Uberの運転手もこの状態がまだあまりわかってないようで、
「こんなタクシー乗り場、初めて見ました~」と。
UBERは時価みたいなものなので、この日は1.7倍、所要20分程度のメズム東京まで13000円強でしたが、ANAさんの立替清算でタダになると信じて乗車。
メズム東京のホスピタリティに感謝
メズム東京がこの日予約していたホテルです。
遅延したから泊まるのではなく、もともとクレジットカードの更新の特典無料宿泊にポイントを足して予約していました。
マリオットアプリのチャットで、ニューヨーク出発前から航空機遅延で到着が深夜になると連絡していました。
返信では、夜11時を過ぎるとドアマンがいなくなるので、直接ロビー階まで上がってきてくださいということでした。
それがUberに乗って向かっているときにチャットで連絡があり、いつごろ到着されますかと。
あと5分程度で着きます、と返信すると、到着時、スタッフの方が下まで降りて出迎えてくださいました。
まだ到着していないゲストがあと6組ほどおられますと。
私が到着したのが午前1時40分ごろです。
朝にならなくて本当に良かったです。
まとめ
長距離の飛行機搭乗は本来辛いものですが、ビジネスクラスやファーストクラスだと長ければ長いほど、食の楽しみ、エンタメ、そしてフルフラットのベッドで眠る時間も確保できます。
着陸後に待たされたのと、深夜でタクシーの列をみたときは絶望感でいっぱいでしたが、運も味方しました。
火山の噴火という遅延はなかなか経験できるものではないですが、結果的にはANAの和食をいろいろ試せて良かったです。
あと、往復とも洋食でいいんでは?というのが我が家の結論です。
和食は前のほうが良かったな~もっとANAさん頑張って!!