4年ぶりのニューヨーク、国際線の特典航空券は今回往復ともファーストクラスがとれました。
いつもは片道ビジネスクラスとか多かったのですが、実はビジネスクラスのほうが激戦で難易度が高いんです。
今回は往路の搭乗記です。
INDEX
- ANA国際線特典航空券の必要マイル数は何マイル?
- ANA国際線特典航空券に国内線は含まれる?
- ANA国際線特典航空券の予約はいつ?
- 地方空港出発から当日の手続きと出国・ANAファーストクラスラウンジ
- 羽田からの出発は110ゲートから
- ファーストクラスの搭乗順
- ファーストクラス席は何席ある?
- 羽田→ニューヨークの所要時間は?
- ファーストクラスに搭乗したらすぐすること
- ファーストクラスの座席の仕様
- ファーストクラスのアメニティ
ANA国際線特典航空券の必要マイル数は何マイル?
国際線の特典航空券ですが、ANAの場合は片道だけでは予約することができません。
必要マイルは往復ファーストクラスで15万マイルです。
しかしクラス混在予約することは可能で、片道ずつを別のクラスにすると、それぞれ往復必要マイルの半分を足して計算します。
ファースト片道は7.5万マイル。
ビジネス往復は8.5万マイルなので、往路ビジネス、復路ファーストの予約の夫の必要マイルは11.75万マイルでした。
私は往復ファーストなので15万マイルです。
(レギュラーシーズンの場合)
なお、エコノミーは往復5万マイル、プレエコは7.2万マイル、すべてのクラスで燃油サーチャージと諸税は同じ。
国内線も追加マイル無で付けることができます。
ファーストクラスはちょっと必要マイルが多めなので逆にライバルは少な目。
ビジネスクラスはエコやプレエコとあまりマイル差がないので大人気でとりづらいのが現状です。
ANA国際線特典航空券に国内線は含まれる?
ニューヨーク行きの国際線は羽田と成田から出発です。
(ただ、成田はほぼ運休)
そのため、東京在住の人をのぞけば接続の国内線の手配が必要ですが、ANAの国内線は国際線の出発・到着の24時間以内の便であれば発券前ならつけることが可能です。追加マイルは不要で、数年前は枠が少なく国内線も非常に予約しづらかったのですが、今はとり放題な感じになっています。
また、ANAマイルのルールで、予約の一部を変更した場合、燃油や諸税の計算が再計算となります。
そこで、燃油が高い時にとった予約は、燃油が安くなったり、円高になったタイミングで国内線の便を少しだけ変えることにより、返金を受けることもできます。
一度予約した国際線は変更するとまた空席待ちからのスタートになるので変更は難しいのですが、国内線を付けておけば諸税・燃油の調整は比較的簡単にできます。
ANA国際線特典航空券の予約はいつ?
355日前から可能で、時間は日本時間の9時からです。
よほどの繁忙期でなければエコノミーとプレエコはスタートダッシュは必要無。
逆にビジネスクラスとファーストクラスは秒で決まります。
難易度はビジネスクラス>ファーストクラス。
ただし、希望の日に変更する予約の方も多いので、とりあえず出遅れてもできるだけ早く空席待ちを入れておけば落ちてくる可能性は高くなります。
地方空港出発から当日の手続きと出国・ANAファーストクラスラウンジ
先に記事を書いたので恐縮ですが参照ください。
www.lucamileagelife.net
www.lucamileagelife.net
羽田からの出発は110ゲートから
羽田空港のNY行きは110番ゲート・109番ゲートから出発することが多いようです。
(到着便の関係で遠くなることもたまにある)
今回は110番ゲートでした。
NH110便で110番ゲート、わかりやすいです(笑)
ファーストクラスの搭乗順
ファーストクラスはダイヤモンド会員と同じ搭乗順になります。
先にお子様連れや手助けが必要なプライオリティの方が搭乗した後、一般客の最初に飛行機に乗ることになります。
私たちの場合は私がファースト・夫がビジネスだったので本来は別々のはずでしたが、ラウンジでゆっくりしすぎて行ってみたらもうビジネスクラスの搭乗が始まっていましたので同時に入りました。
ファーストクラス席は何席ある?
NY線の機材はボーイング777-300ER(77W)。
ファーストクラス席は8席となります。
www.ana.co.jp
すべての席が前を向いており、窓側が4席、通路側が4席になります。
羽田→ニューヨークの所要時間は?
今回の110便のタイムスケジュール
羽田発午前11時
ニューヨークJFK空港着午前10時45分(同日)
時差の関係で往路は日本を出発した日に到着。
季節や往路・復路で違いますが、私の行く秋~冬にかけての飛行時間は、往路(羽田→NY)が約13時間、復路(NY→羽田)が約14時間半です。
北米の場合、西海岸でも東海岸でも必要マイル数は同じなので、ビジネスやファーストのような快適な座席の場合は少しでも遠いほうが長い時間楽しめますし、特に食事が豪華なファーストクラスでは中途半端な飛行時間では満喫することができないと思います。
ファーストクラスに搭乗したらすぐすること
搭乗したらまずCAさんが自己紹介を兼ねてあいさつに来られます。
今回、往路はファーストクラスの乗客は4名で、担当のCAさんは2名でした。
ビジネスクラスだった夫に聞いたところ、64席あるビジネスクラスの担当CAは戦争のような忙しさだったと。
その後、ウェルカムドリンクが来ます。アルコールを飲まれる方はスパークリングワイン、飲まない方はオレンジジュースです。
そして飛行機が動き出す前に、
「お着替えをなさいますか」とパジャマへのお着替えを勧められます。
(ANA公式サイトより)
もしもパジャマに着替える前に写真を撮りたいとか、そもそもパジャマに着替えたくない人は別ですが、飛んでしばらくは席を立てませんし、水平飛行になり、しばらくしたら食事が始まりますので早めにお着替えしたほうが落ち着くと思います。
この時パジャマのサイズが合わない場合などは交換してもらえます。
私はゆったり着たいと思ってLサイズを着てみましたが、袖が長すぎてちょっと難しかったので、持ち帰るときは新品のMサイズをもらいました。
搭乗中はLサイズを着ていました。
脱いだものでソックスやTシャツやインナーなどはパジャマの入っていた袋に入れ、上着は座席のドアのポケットにハンガーをかけるところがあります。
長さのあるコートやワンピースはCAさんが預かってくれます。
化粧室は前方左側に2か所あり、1か所は狭くて着替え用のステップがありませんので、順番にトイレを使うことになります。
その順番はCAさんが声をかけてくれます。
ハンドソープは有りますが、以前あった資生堂の化粧品はおいてありません。
往路は結構揺れて振動が激しかったのか、トイレに入るたびにミラーの左側のカバーがいつも外れていました。
以前のような蘭の生花もなくなり、歯ブラシ、マウスウォッシュ、ハンドタオルがあるのみです。ちょっと寂しくなりました。
あとは荷物の整理です。
座席の下のスペースには機内持ち込みのサイズのキャリーでもよほど小さくないと収納できない厚みです。
(旧タイプでは下に入れることができたので、ここは残念でした)
機内で降りるまでに使うものを取り出し、豊富にある座席の収納場所に収納していきます。
私の場合は
・PC
・iPhone1
・DJI Pocket
・ケーブル・コンセント類
・化粧品
・眼鏡・コンタクト
・・手帳やボールペン
等でした。
機内で使うものをまとめてポーチなどに入れておけば整理がしやすいです。
キャリーは頭上の収納に自分で上げますので、あげたりおろしたりは意外と面倒で、搭乗直後と、後機前です。
ファーストクラスの座席の仕様
座席ですが、私が最後にANAの同じ路線でファーストクラスに乗ったのは2019年の11月。
その時はまだ前の内装のままで、今のTHE Suiteになってからは初めてです!!
ANAのファーストクラスは路線によって3種類存在しますが、今回乗ったのは以下のタイプ。
公式サイトより↓
www.ana.co.jp
以前の旧タイプのファーストクラスの搭乗記もあります。
自分で見返し、比べてみると結構面白いと思いました。
www.lucamileagelife.net
www.lucamileagelife.net
ファーストクラスの初登場の搭乗記も↓
www.lucamileagelife.net
今回、シートの各部の操作、名称は搭乗した時にモニターで動画説明がありました。
紙のシート説明を見るよりわかりやすかったです。
では以下、簡単に紹介します。
以前も箱型のプライベート性の高い座席でしたが、今回は扉がつきました。
テレビ画面は23インチから43インチの4Kモニターに。
この大きさがほんとにすごい。
このモニター以外にリモコンにもモニターがあり、別々の画面にすることができます。
つまり、映画を大画面で見て、リモコンのモニターではフライトマップや機外カメラを観たり、という感じに使い分けることができます。
機外カメラは前方と下方と2か所切り替えができます。
朝日が見えたのも感動でした。
ベッドがフルフラットになるのは以前と同じですが、扉がある分、寝ていて通路や横の方が気になりません。
ただ、壁は高くないので立って歩いている人(CAさんや後ろの席の人)からは見えます。
今回は8席に対し、4人しか搭乗していなかったので、ほとんどの方が隣りの通路側にベッドを作ってもらっているようでした。
私も通路側に作っていただき、寝るときはこっち、窓の外をみたり、食事のときはこっち、と自由に2席を行き来させてもらいました。
控えめにいって最高です。
通路側の席で寝るときは隣は他人なのですが、女性どうしだったので安心でした。
写真は搭乗直後の通路側席の写真。席間のパーテーションは就寝中上げてあるのでお隣の方のお顔は見えません。(ボタンひとつで下げることは可能)
ただしベッドのマットレスは以前より短くなっていて、薄いです。
シートの継ぎ目がダイレクトに感じられて気になる人は気になるかも。
布団Jも以前のしっかりした羽毛から、薄い羽毛布団になっていました。これは軽くてかさばらず十分暖かいです。
ストレージは何か所もあり、前の座席の右側は少し深さがあるので、離陸の間使わないノートPCを入れました。衝撃を受けないよう、カーディガンをクッションがわりに入れました。
座席の通路側は高い場所がタブレットラックで、
開くとミラー、
低い場所にマガジンラックと眼鏡ケースがありました。
窓側は電源が複数あったのですが、これが暗くなると大変見づらいのです。
スマホで写真を撮り、挿す場所を確かめてから手探りでコンセントやケーブルを挿したり、
CAさんのペンライトで照らしてもらったりしました。
明るいうちにケーブルだけでもさしておくほうが良いです。
向かいの席はベルトがついており、同行者と一緒に同じ席で食事をとることもできそうです。
シート調整ボタンは減っていますが、離着陸モードにするには1ボタンです。
窓ですが以前と同じ1席につき、3つの窓。
以前は3つのうち前後の2個はシートの壁で隠れてしまっていて離着陸の時に外が見えなくて不満でしたが、今回は窓全部外を見ることができ、解放感抜群でした。
そして一度に3つの窓を開閉できます。
ファーストクラスのアメニティ
ファーストクラスのアメニティは以前とだいたい同じです。
パジャマ(プレゼント)とカーディガン(貸出)のほかに、ブランケットがあります。
TENERITA(テネリータ)というブランドのオーガニックコットンとカシミヤ製、暑がりなので私はカーディガン同様、ブランケットも未使用で開封せずでした。
ヘッドフォンはノイズキャンセリングが素晴らしく、付けるとすぐ騒音がかき消されます。
食事などでCAさんとお話したい場面では、外さなくても側面を軽くノックすると解除になります。
Wi-Fiのカードですが、4年前までは100MBと非力なもので、友達と日本シリーズの球場の様子などを写真でやりとりしていたらすぐに上限に達し、あとはテキストデータのみ、というものでした。
しかし今回もらったWi-Fiのカードは搭乗中ずっと使える上限無!!
接続は1台だけ、と書いてありましたが、後から同じファーストクラスに搭乗した友人によると、PCなど別のデバイスで使うならもう一枚どうぞ、と言われたようです。
私はテザリングができないと思ってPCの作業はオフラインのみでしたが、言えばもらえたのかぁ、と。
アメニティポーチは前回と同じグローブトロッター。
往路にもらったのはピンクでした。公式ページにはなかった色なので嬉しい。
帰りはネイビーです。
内張も本物ぽく作ってあります。
中身ですが、初搭乗の時貰ったのと同じ、大き目容量のザ・ギンザに戻っていました。
前回は美容液シリーズでそれはそれでよかったのですが、ちょっと小さかったので今のほうがいいですね。
ザ・ギンザ クリーミークレンジングフォーム 特製サイズ(30g)
ザ・ギンザ モイスチャーライジングローション 特製サイズ(50mL)
ザ・ギンザ モイスチャーライジングエマルジョン 特製サイズ(40g)
ザ・ギンザ スーペリアコットン (12枚入り)
T' cut&sewn maison 特製ポーチ
歯ブラシセット、アイマスク、イヤプラグ
歯ブラシやアイマスク、その他いろいろなアメニティは必要なものを取ってくださいと盛り合わせたものをCAさんが持ってきてくれて勧めてくれます。
ふくらはぎ裏に貼るひんやりしたジェルシートはニューヨークで歩き疲れた足にちょうどよく、もう少しもらっておけば良かったと後悔しました。
あと、私ももともと大好きなアロマのシート。本当にリフレッシュできます。
機内食については次回記事を参照ください。