2021年くらいから友人が取り組んでいた「中国版マリオットプラチナチャレンジ」、たった8泊でプラチナになれると話題になっているアレです。
リアルな友人が実施したことで、いざとなったらそのうち教えてもらおう！と思ってました。
自分自身は現在チタンエリートですが、ちょうど地元広島のシェラトンで3連泊の格安プランが発表されたタイミングもあり、2月に夫に修行してもらいました。
ちょっと癖があるけど、やってみれば案外簡単、修行8泊も快適すぎて物足りないくらいです。
INDEX
マリオットのエリート会員について簡単に説明すると、上から
・アンバサダー
・チタン
・プラチナ
・ゴールド
・シルバー
と結構ピラミッドｗｗ
この中で、クレジットカードの保有などで簡単になれるのはゴールドですが、マリオットゴールドではヒルトンと違い、朝食などの無料付帯はありません。
使える特典としては、ポイント割り増しとレイトチェックアウト14時くらいでしょうか。
それが一つ上のプラチナになると、朝食やラウンジ利用（ホテルによる）がつき、レイトアウトも16時。
なので、ヒルトンダイヤ＝マリオットプラチナくらいの印象があります。
ポイントの貯まるスピードも、ゴールドに比べると早くなります。
マリオットのプラチナ会員になる方法は複数ある
プラチナを目指す方法ですが、以下の方法があります。
1年間で 50泊
・1/1～12/31の間に50泊
・泊数2倍などのボーナス泊は含めてOK
・ポイント泊も含めてOK
・クレジットカードの宿泊実績（旧SPGアメックス5泊、新マリオットボンヴォイ15泊）も含めてOK
・更新の無料宿泊も含まれる
・達成したら翌年いっぱいと翌々年の1月までが資格期間
正規プラチナチャレンジ
・デスクにいつからか宣言し、3～最大4か月以内に有償で16泊
・キャンペーンやポイント泊は含めることができない
・実施されていない期間もある
・チャレンジ中はゴールド資格
・達成したら翌年いっぱいと翌々年の1月までが資格期間
中国版プラチナチャレンジ
・淘宝（タオバオ）のオプション88VIPに登録してマリオットの新規アカウントを作成、120日以内に有償で8泊
・キャンペーンやポイント泊は含めることができない
・チャレンジ中はゴールド資格
・達成したら翌年いっぱいと翌々年の1月までが資格期間
アンバサダーの人からプラチナ資格をギフトされる
詳しくはよくわかりませんが、招待でプラチナになれるようです。
マリオット・ボンヴォイプレミアムカードを作り、400万円決済する
1/1～400万円決済したあと、12か月だけプラチナに。
他のホテルグループからのステータスマッチ
・他のホテルのエリート会員からマッチ
・他のホテルのエリート資格＋1泊以上の宿泊実績が必要
・90日間はプラチナ、その間に15泊すると翌々年1月までプラチナ
・15泊は有償宿泊が条件
しかし2020年を最後に実施されていません。私は2020年のステータスマッチ組で、プラチャレと違い、最初からプラチナ資格で宿泊できるのが大きなメリットでした。
たくさんの選択肢があるので、近年プラチナ会員でラウンジが混雑するのも仕方ないなと思いました。
中国版を選んだ理由
選択肢を見比べた際、決済を頑張るのはあまり効率が良くないと思いました。
決済で得られる資格の保持期間が他の方法に比べて1年と短いからです。これはヒルトンプレミアムと大きく違う点ですね。
自然に毎年400万円も決済できる事業をしている方などは朗報だとは思いますが一般的なサラリーマン家庭では結構厳しい条件です。
我が家は昔からカード決済でマイルをためていたので普通の家庭よりはカード利用額の割合は多いほうですが、なかなか1枚のカードでこの金額には達成できないかも。
そして16泊のチャレンジも、2月～5月初旬まで泊数2倍のキャンペーンがある中、このキャンペーンが修行16泊に使えないのはもったいないと思いました。
今の時期16泊のチャレンジするよりは、普通に50泊を目指し、ボンヴォイのプレミアムカードに切り替えて15泊をもらって（5万円で15泊を買う）、2倍キャンペーンの期間なら残り18泊で達成できます。チョイス特典のスイートナイトアワード5泊か次のチタンに向けての5泊実績を得るとか、おまけもついてくるのでプラチャレに比べてごく普通の50泊のほうがメリットが大きいです。
我が家は私が現在チタンで、クレカの更新は2月だったので、15泊がもらえるのは切り替えを自分でしなければ来年2月以降になります。
今年はまだ3泊で、旧SPGカードを更新したばかりなので、もらえる実績は5泊、更新特典の無料宿泊が1泊で合計9泊はあるものの、残りは41泊。
ちょうど2倍キャンペーンの時期と重なる時期に3連泊のお得なプランが地元のシェラトンでありましたが、今年50泊は頑張ればできそうだけど、ちょっと厳しいかも？と思っています。
もしチタンからいきなりゴールドに落ちたら、修行をゴールドでするのはなかなか厳しいので、私が来年プラチャレする時、プラチナステータス同伴が欲しいと思いました。
そう、宿泊予約名義がゴールドでも、上位の人と一緒に泊まれば、その特典が使えるホテルがいくつかあります。
地元のシェラトングランドホテル広島は、予約名義がゴールドでも、同行者がプラチナ以上なら朝食やラウンジはいつも通りに使えます。
よし、夫にやってもらおう！と決めました。今年達成できれば来年2023年も夫はプラチナです。
3連泊のエコプランは2月末までだったので、毎週3泊ずつ、３週連続計9泊で解脱するプランをたて、実施することにしました。
www.lucamileagelife.net
あと、夫に修行してもらったのはもう一つ理由が。
私のアカウントでは地元のホテルにかなりの泊数泊まっています。
中国版のプラチナチャレンジでは、マリオットの新しい会員番号を取得してから実施することになるため、宿泊履歴に別の会員番号が上書きされるのはちょっとね、と思いました。夫のアカウントでも何度かは宿泊していますが回数は過去10泊にも満たないくらいなので、予約の時に、「今回はこの新しい番号で」と念押ししました。
登録・修行に必要なもの
・スマホ（2台あるとGOOD）
・クレジットカード
・パスポート
パスポートはタオバオで88VIPの料金を払う際、日本のクレジットカードでは払えないので、支付宝（アリペイ）というアプリを通して決済する際、必要になります。
アリペイをインストール→パスポートを登録してツアーパスを設定・チャージ（クレジットカードはチャージに利用できます）→タオバオとアリペイを連携させて決済、という流れになります。
パスポートの期限がもし切れてしまっている方はチャレンジできないのでご注意ください。
あと、2台目のスマホがあると、中国語のわからないところをGoogle翻訳アプリでカメラで直訳しながら作業を勧められます。
手順を記したブログを見て、掲載されていなかったり、今は画面が変わってしまっていたりするところが多々あるので、翻訳アプリは本当に役立ちました。
我が家の場合は夫のiPhoneで作業を進め私のiPhoneで翻訳しつつ登録をしました。
また、自分の電話番号を登録に使うと、ちょっと中国のアプリで心配、、という人は、別の番号を使うほうが安心です。
友人はプリペイド携帯を使って一時的にSMSを受け取り登録に使ったとのこと。
我が家はルータで使用しているBIGLOBEの通話付きSIMがあったのでそれを自分の携帯に挿し、SMSの受信に使いました。
この番号なら普段電話としては使っていないので万一漏洩しても安心です。
所要時間
手順を頭にだいたい入れていたら、実際登録手続きなどは1時間くらいのものかと思います。
（私はわからないところを調べながら、また、車で移動しながらやったので2時間くらいかかりました。）
その後は期間内に8泊、宿泊するだけです。
解脱してプラチナになったら、元のアカウントがあれば統合すればポイントやクレカとの紐づけなども復活しますが、これには新規アカウント取得後に30日経過する必要があります。
新規アカウントのままでよければもしも連続8泊なら10日もたたずにプラチナです。
開始時期に注意
88VIPでマリオットの新規アカウント開設と同時にゴールド会員になり、プラチナチャレンジがその日で開始となります。
宿泊予定がもしあれば、その直前のほうが120日を有効に使えます。
また、このプラチナチャレンジは正規プラチャレと同じく、プラチナ会員の有効期限が解脱した年、その翌年、翌々年の1月末までです。
年末近くや1月の解脱は1年損してしまうので、一番いいのは2月に最後の宿泊をすること。そうすると2年近くプラチナでいられます。
具体的な手順
細かく書くと長い記事になるので割愛し、他力本願ですが他の方のブログを紹介いたします。
私は以下のお二人のブログを参考にやりました。
しょうにんさんのブログ記事↓
orehatobanai.com
モトモトさんのブログ記事↓
motomoto777.com
また、細かい点で上記お二人のページと現在が微妙に違ったり、つまづくところがありました、それは検索して探した以下のページを参考にしました。
キロクソウコさんの記事↓
practicerecords.com
特に最後の記事では名前のところや電話番号など、自分では絶対に解決できない問題だった気がします。
改めて貴重な情報を共有してくださっているお三方に感謝です。
キャンペーンは適用されない
プラチナ修行をされる方によく聞かれることですが、普通に泊数を重ねるものと違い、チャレンジと言われるものは有償の宿泊のみをカウントします。
なので、泊数が2倍になるキャンペーンやポイント泊、更新特典の宿泊、カードの宿泊実績などはすべてカウントしません。
(アプリではもちろん泊数として上がりますが、チャレンジのカウントに入らないのです）
我が家の場合、3連泊プランを3回、計9泊を夫のアカウントで泊りましたが、これってこの時期は私のアカウントで泊ったほうがよかったん？
と何度も思いました。ちょうど私はターゲットプロモで、週末ポイント2倍も3月までつくし、チタンだとベースポイント×2.75です。
でもまぁ、チャレンジなのでできるだけ安上がりにしたかったし、結局泊まる理由もできて毎週末ゆっくりできたし、いっか？？
費用総額
費用ですが、
88VIPに支払う費用が888元+カード手数料5％（＝932.4元）＝17000円くらい。
我が家が登録した1/23時点のレートは1元＝18.361円だったので、17120円でした。
クレジットカードには「E MONEY（各種サービス）」として計上されていました。
他にはホテル宿泊費ですが、素泊まりプラン3連泊が36000円＋3泊駐車場代1500円ｘ3＝40500円。×3回で121500円。
しかし広島のシェラトンはこれをギフト券で払えるので、1割引きで11万円くらいです。
モッピー も経由したかったのですが、このプランはかなりの期間、アプリ予約が出来ず、しばらくは電話のみでした。
食事は蔓延防止でレストラン閉店が20時ということもあり、仕事が終わって駆け込みでラウンジでちょっと食べる、くらいでしたが、レストラン半額特典がついたプランなので早く入れる時間帯は何度かレストラン利用しました。その分はもともと持っていたGOTOイート食事券を利用しました。
最安とは言えませんが、朝食もラウンジも利用してプラチャレでき、費用対効果は高いと感じました。
広島にはマリオットホテルはシェラトンしかありませんが、東京・大阪などホテルの多い地域にお住いのかたはもっと割安で修行できるかと思います。
注意する点
この88VIPを利用したプラチャレ、最大のデメリットは、今現在実施されているかどうか、お金を払って88VIPになるまで確認できない点です。
私は「もし既に受付してなくても無駄になるのは888元だ」と、結構覚悟を決めて実施しました。
安くは決してないですが、やってなかったとしても私を責めないでください（笑）
・いくつかのブログにはwechatを入れて中国の電話番号を取得する方法が書かれていますが、実際は必要なく、登録が通るように電話番号を一部変更すればＯＫです。
・ブログと表記が一部違う、次に進む画面で出るポップ画面の意味が分からないなど、中国語の翻訳ができるとわかりやすいので、もう一台、家族のスマホなどに「Google翻訳」アプリを入れて、カメラ入力でかざしながら翻訳をすすめてください。私が海外旅行でも大変重宝している機能です。
・タオバオの登録は名前は必要なく、電話番号だけで自動で登録されたニックネームでOKです。
・自分が失敗したのは、最初パソコンからタオバオの登録をしようとして（実際はしたのですが）、参考になるブログが大変少なく、あっても画面が違って目的のボタンが探せませんでした。iPhoneのアプリでは画面のスクショが細かく掲載されているブログが多いのでわかりやすいです。私の場合はパソコンでアカウント作成したのち、素直にiPhoneにタオバオアプリを入れてログインしてその先の作業をすすめました。
・予約する前に一通りの手続きをするほうが格段にスムーズです。
我が家の場合はお安いプランが完売する前に、2月全週末に予約を一旦私のアカウントで入れてからタオバオを登録し始め、後でホテルに頼んで予約アカウントを変更してもらったのですがアプリは私のままでした。アプリチェックインをするとややこしくなるのでアプリは放置して直接ホテルに行きましたが、事前にやりとりするのに使うチャットが使えず不便でした。
・最後に元のアカウントとの統合ですが、夫は既にSPGクレカも解約しており、どちらのアカウントが残っても良い状態だったので新しいアカウントを残しました。
ポイントや宿泊実績も合算されました。今回の宿泊の履歴も残ったので新しい方を残してよかった気がします。どちらを残しても上位のステータスが反映されるようです。
今後の計画
今年いっぱいは家族で2アカウント特典が使えるので、家族で泊ったり、友人と泊まるときも2部屋にラウンジアクセスがつけられるようになりました。
また、今年はもうマリオットでは泊数を追う必要がなくなったので、ヒルトン修行もぼちぼち進めたいです。
そのうちにはGOTOや県民割が再開すればいいなと思ってます。
どなたかの参考になれば幸いです。
